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以前、Glorious GMMK Proのニュース記事をあげました(これ)
Glorious GMMK PROキーボードの不満点改善記事はこちら→#2
予約し、batch 1で購入する権利があり、Gloriousのダイレクトショップからは日本への直送をしていないので、アメリカの友人経由で発送し先日到着。早速ビルドしてみました。(重量3kgくらいなので結構な送料になります)
日本へのダイレクト発送を始めたそうです(遅い気がするけど)
今なら、ちゃんとした定価で購入できるようになりました。おそらく国際便もUPS発送なので早ければ7日間ほど、大体2週間くらいで到着するのではないでしょうか。
GMMK PROが日本に発送できるよ!
— ひとし@のまめも (@h110c_) July 22, 2021
Glorious Model O Wirelessもできるよ!つに! https://t.co/2QRxFPIaFH
Gloriou GMMK Pro
ベアボーンキットが国内で販売されたとのことだったので、ベアボーンきっと以外に必要なものを追記します。
- Cherry MX互換スイッチ(83個)
- キーキャップ(1.75Uシフトが付属しているもの)
キースイッチ、キーキャップが国内で購入できる場所
- 遊舎工房(https://shop.yushakobo.jp/)
末広町(秋葉原)に世界的に珍しい実店舗があるショップさんです。キーボードパーツ何でもそろいます。 - TALP KEYBOARD(https://talpkeyboard.net/)
筆者お気に入りのDurockやEverglideのキースイッチ、スタビライザーを取り扱っているショップさんです。 - Lilakey(https://lilakey.com/)
Tai-Haoのキーキャップを沢山取り扱っているショップさんです。Tai-Haoのキーキャップ買っとけばGMMK Proには取り付けられます。 - FILCO ダイヤテックオンライン(https://www.diatec.co.jp/shop/index.php)
FILCOの名称で知られる日本のキーボードメーカーです。スイッチカテゴリのURLはこちらです - ふもっふのお店(https://www.fumo-shop.com/)
Duckyの正規代理店さんです。Duckyのキーキャップはもちろん、Tai-Haoやちょっとマニアックなキーキャップもそろってます。 - Base key(https://basekeys.jp/)
GMKのGBから、国内では珍しいキースイッチを取り扱ってらっしゃいます。
外観
ファンクションキーのラインがある75%レイアウトになっています。日本語の入力がある人にとっては一番いいレイアウト。60%や65%だとファンクションキーがFn + R1になりますからね。以外と便利なファンクションレーン。
素材は、アルミニウム、重たいキーボードになります。
ロータリーノブが搭載されています。
押し込みと回転(左右)が可能です。360度くるくる回る形式です。初期設置では押し込みミュート、左右にボリュームになっています。この辺のロータリーノブはフォトショップとかのブラシサイズとかもできるのかなー?というところです。今のところあまり使用の機会はなさそうですが、あったら便利かな…
背面には「GLORIOUS」の文字が掘ってあります。もちろんアルミニウム。ネジは8か所、滑り止めは4か所。
ねじを外してPCBなどを取り出した下面は、びっちり詰まってます。ボディのビルドに関しては文句はないかなというところです。特に線のレーンやロックがある部分は良くできると思います。割とこういうキーボードはコード宙ぶらりんなことも多いですから…
プレートマウント
標準仕様のプレートマウントは「アルミニウム製」、オプションでポリカーボネートと真鍮が選択できます。画像はオプションの真鍮製マウント(海外で酷評されているやつ)
真鍮プレートは、49ドル(5000円以上)しますが正直処理は他社に比べると”よくない”と感じます。表面のコーティングはされているようなので、耐腐食性は良いかもしれません
うーん、値段の割にはね。というところです。
あと標準搭載のアルミニウムプレートにはウレタンフォームがついているですが、なぜか1か所接着されていて「オプションのプレートマウントにはウレタンフォームついてない」、きれいに剥がしましたが接着はいらないと思います。
ちなみに真鍮プレートがタイトに作られているらしくDurockなどのド安定スタビライザーを取り付けることができません。スタビライザーのキー配置部分を削ることでDurockのスタビライザーを装着することができました。使ったのは金属やすり。
最新のアルミニウムプレート、真鍮プレートは社外製スタビライザーに対応するようにスタビライザー部分が広くなっているようです(最初からそうしてください)
PCB
PCBに関しては特に文句はないレベルです。ホットスワップ部分は「GLORIOUS」の刻印がされてますが、形状的に見てGateron製だと思います。
ちなみにKailhのホットスワップを採用しているのは多数ありますがLogicool G ProXキーボードあたりはKailh製ですね。
どっちがいいかとかは無い…壊れるときは壊れます。ホットスワップは頻繁に抜き差ししてると壊れやすいです。
スタビライザー
Gloriousのオリジナルスタビライザー。PCBに直接ねじ止めするタイプのスタビライザー。短いところはよいが、長いところだと結構ガタツキます。どんなに頑張ってもガタが取れない(これは海外のレビュアーも言ってた)、他社スタビライザーに比べて”小さい”のも原因かもしれません。
構造的には、GMKに近いのかな。ファクトリーLUBEはされているのですが、主に針金の部分です。他にはLubeされていないので、おそらく滑りが悪い感じでした。Krytox 205g0で潤滑後はだいぶマシになりました。ただ、スペースバーと左シフトだけ「カチャカチャ」と音を立てるため何かしら理由があるかもしれません。
個体差かもしれませんが、当サイトで手に入れたGMMK ProのアルミニウムプレートではDurock V1のスタビライザーを装着することができませんでした。Wuque StudioのOAスタビライザーも試してみましたがダメ。
ポリカーボネートプレートに変更してDurock V2を付けてみました(#2へ)
ガスケット
ガスケットはウレタンフォームを使用しています。ウレタンフォームがぺらっぺらでどちらかというと下敷きでつぶされた状態になってます。もともと薄い気がする…
一応、オプションフォームが付属していますがオプションフォームもペラペラ、やわらかめなので、サードパーティー製のガスケットに変更してもいいかもしれません。
どちらかというと固いキータッチでした。ただ少し調整することで良い感じになっています
私はPORON®に差し替えました。
PORON®は1.5mmが良いかと思います。最初は3mmを装着しましたがギュウギュウでした。
GMMK Pro 組み立て
今回使用するのはGateron Black INK(Krytox 205g 0でLube済み)です。一番好みなキースイッチ。GloriousのキーボードはGateron製のキースイッチが多いので、まぁ相性も良いでしょうという点で選択。
ホットスワップって便利なのですけど、ミスるとホットスワップ部分が外れる壊れる可能性があるので後ろから指で抑えてキースイッチを取り付けます。
完成!2個スイッチが足りなかったので、Gateron Yellow Capを装着。これもやわらかい系のスイッチです。最近、自分が選ぶスイッチはGateron率が高くなってる気がします。
キーボード本体+真鍮プレート+キースイッチ合わせて約1.7㎏、スイッチ入れると1.8㎏超えるくらいです。金属キーボードなので重たいですね。
キーキャップはGMK Sandstormが余っていてたので取り付け。GMKはやっぱいいですね。ちなみに右のShiftは1.75U、Alt/Fn/Ctrlは1Uなので、それがそろっているキーキャップにしないといけません。
Gloriousのキーキャップも考えたのですが、単純に好みではなかったので買いませんでした
性能
- Nキーロールオーバー対応
- USB-Type C端子
- ゲーミングに問題ない性能 ◎
EK Switch Hitterで確認していおります
打鍵感
打鍵音のカスタマイズに関しては「GMMK PRO #2」をご参照ください
スペースバーのカチャカチャの感じが気になるところ。ガスケットマウントのわりに固い点はやはり気になります。KATキーキャップに変えてみたらマシになるでしょうかね…
真鍮製プレートもアルミニウムも固くなった感じがします。やはり、オプションフォームまたはガスケット交換は必須な気がします。
あとはいたって普通の金属筐体のメカニカルキーボード(ガスケットマウント方式だけど固め)です。
やわらかい打鍵感を求めたキーボードとは少しカテゴリが違うと思います。といっても170ドルとしてはかなり良い打鍵感です。
コスト
いかんせん日本に発送していないのでかなりのコストがかかります。記事にしたからといってこれ確実に赤字パターンです(怒られるやつ
アメリカで購入 | 日本で購入 | |
---|---|---|
GMMK Pro 予約金 | $ 70 | |
GMMK Pro 本体 | $ 100 | 22,000円 |
真鍮プレート(一番いらなかったかも) | $ 50 | |
コイルケーブル | $ 50 | |
カリフォルニア→日本送料(UPS セイバー) | 6000~7000円 | |
その他諸費用(関税など) | 1200円 | キースイッチ:6000~10,000円 キーキャップ:5000~12,000円 |
合計 | 37900円 | 安く済ませる→ 34,000円 高く済ませる→44,000円~ |
今回は含めませんでしたが、これにキースイッチ、キーキャップが必要になります。このスペックのキーボードであれば、GBだと500ドル近い製品も多いので…悪くはない価格帯です。ただしゲーマー向けかといわれると非常に判断が厳しいです
これだけ出すなら、Steel Series ApexPro TKLとか買っちゃったほうがお得かもしれません。打鍵感やキースイッチを変更できるなどSteelSeries ApexPro TKLよりははるかに良いです。
Glorious GMMK Pro:まとめ
※国内取り扱いが始まったので、評価を変更しました。
「普通のゲーマー向けの製品ではない」といえるでしょう。GMMK Proはキーボード単体ではなくスイッチのないキーボードとして販売しているベアボーンキーボード。そのため好きなスイッチを選択することができ、一応ガスケットマウント式のキーボードという点。
日本の代理店(桜木電子さん)が、取り扱ってくれるか執筆時点では解っていません取り扱いが開始しました、ARKさんで取り扱いがあります。国内で取り扱ったとしても正直売れるか売れないかでいうと…後者な気がします。
様々なパーツの在庫を抱えないといけないので正直厳しいのでは…Glorious Panda Switchが正規輸入されてない現状を考えると取り扱われないんじゃないかなと思いいます。取り扱われてもオーダーベースとか…桜木電子さんGlorious Pandaは売れると思いますよ!
とりあえず、まだいろいろいじってみようと思います。とりあえず真鍮プレートからアルミに戻して、スタビライザーを他の(DurockやOA)に変更してみようと思います。(色々といじってみた記事はパート2へ)
今回の買い物で一番よかったもの。ただUSB-Aの部分が太くて、となりのUSBに干渉する可能性があること以外は最高です。コイルは柔軟性があります。また一応プラになっているので抜き差しによる故障リスクも少ないかなーっと