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私は一つも当たってないですが、当サイトのスタッフがRadeon 6000シリーズ リファレンスのXTモデルどちらも購入できたという、強運の持ち主がいるのでいろいろテスト。
いろいろなベンチマークスコアなどは、各PCメディア系サイトをご査収ください。この記事はあくまで当サイト(nomamemo.com)の使用環境での感想です。
RTX 3080 / RX 6800XT / RX 6900XTを比べる
RTX 3080 | RX 6800XT | RX 6900XT | |
---|---|---|---|
製造プロセス | 8 nm | 7 nm | 7 nm |
ベースクロック | 1440MHz | – | – |
ゲームクロック | – | 2015MHz | 2015MHz |
ブーストクロック | 1710MHz | 2250MHz | 2250MHz |
メモリタイプ | GDDR6X | GDDR6 | GDDR6 |
メモリインターフェイス | 320bits | 256bits | 256bits |
メモリクロック | 19GHz | 16GHz | 16GHz |
メモリパス帯域 | 760GB/s | 512GB/s | 512GB/s |
メモリ容量 | 10GB | 16GB | 16GB |
TDP | 320W | 300W | 300W |
価格帯 | 9-13万円 | 9-12万円 | 14万円~ |
スペックって一部の指標にはなるものの、これを比較してみてみても正直なところ環境に適切かどうかくらいしか指標にならないのであまり真には受けないようにしています。
いろいろなベンチマークスコアを見ると、はるかにRTX3080をスコアで超えており「これはNVIDIAを食ったな!」と私は最初思っていました。まぁね最初はね…
クリエイティブなソフトでの性能
Adobe系のソフトウェア、DaVinci、Blender、Autodesk Maya/AutoCADなどを使用。
Photoshop、illustrator、InDesing
この辺の昔からあるソフトウェアは上限値。
RTX2070Sくらいからこれ以上はCPUやM.2 SSDに依存している気がします。コストとランニングを考えると現在販売されているのでは3060Tiや3070といったあたりを購入したらコストも電気代もあまりかかからない仕様ではないでしょうか。RX6800あたりも捨てがたいですね。
Dimension
Adobeの3DCGソフトウェア。意外と知らない人が多いですかね。AdobeがAllegorithmicを買収したあたりに追加されたソフトウェアだったと思います。割と便利で使ったりはしているのですが、使い込んでいないです。
書き出しはマルチスレッドを使うのでCPU依存。動きに関しては、ややRTX3080のほうが処理が早いです。おそらくGDDR6Xの影響。より複雑かつオブジェクトが増えるとVRAMに左右されるようですが、Radeonの16GBはそこまで恩恵はないかなというところですかね。
どちらも問題なく動作。
Blender/Autodesk MAYA / Autodesk CAD
Blenderに関してはOptiXを使用してRTX系を使用。ソフトウェア側での最適化だったりその辺が関係してくるので、近年シェアの大半を持っていたNVIDIA優位です。
Radeonも決して悪くないものの、RTX3070にすら勝てず…やや最適化不足感があるのでコストパフォーマンスだとどうなのかな?というところ。
Autodesk Mayaは、実はGeForce、Radeonといったコンシューマー向けGPUは非推奨。QuadoroやRadeon PROとかその辺用。いろいろ設定をいじらないといけないですが、Autodeskに関してはRadeonのほうがすんなり動いてくれました。Quadoroといった産業用グラフィックカードに最適化されているので…比較してはいけない気がします。
DaVinci/PremierProCC/After Effect
現状だとRTX3080が優位といえます。最近のAdobe、DaVinciあたりはNVIDIAに最適化されていると思います。エラーの排出も少ないですね。
Radeonが悪いかといわるとそうではなく、NVIDIAのCUDA最適化されたソフトウェアが割と安定してしまっているので今のところNVIDIAベター。ソフトウェア側で最適化が進めばおそらくRadeonも同じくらい頑張れるはず!
ゲーム性能
ゲーム性能は色々なところで出ている通り、ほぼタイか、タイトルによってRTX3080が強かったり、RX6800XTが強かったりという感じです。オリファンになるとめっちゃ回るRX6800XTは化ける可能性がありますが今まだ手元にはありません笑
4K
FHD/WQHD→ RX 6800XTでもOK
4K→RTX 3080がベター。お金があるなら6900XT
こんな感じです。4Kとなると少し力不足になるのがRX6800XT。それはおそらくメモリ帯域あたりが関係していて早い処理がができていないのと、NVIDIAは4Kを標準化するために機能が盛られています。おそらくそれが関係している。
執筆時のうわさでは、RTX3080Tiが登場するとかしないとかありますが、価格帯はRX6900XTと同価格帯。もし3080と同じ価格帯で出すとかなったらおそらく北米市場あたりが黙っていないと思います…消費者的には嬉しいと思いますが、Superじゃない限りTiであれば上位版扱いになるので3080の値段は据え置き(いまだに3080自体、在庫が潤沢にならない…
レイトレーシング
こればかりは、1世代目のRadeonと2世代目のGeForceでは比較するレベルではない。GeForceの圧勝です。
私も最初はレイトレーシングなんていいらんやろ派だったのですが、レイトレーシング体験してしまうと。ないよりはあった方がいいかな。と気持ちではなってきました。
レイトレーシングをGeForceは60FPSで動かせる。RTX20世代だと厳しかったものを、今回はしっかりと作り込んできただなという感じ。
参考:RTX OFF/ON Cyberpunk2077 NVIDIAのレイトレーシングのみ比較
画像での比較がどうしても多くなってしまうのですが、レイトレーシングはGeForce・Radeonどちらでもいい体験が可能です。
DLSS
GeForceには、DLSS(Deep Learning Super Sampling)という機能があります。これも2世代目のDLSS2.0。専用のTensorコアを利用してフレームレート・画質の向上を行うものです。 およそ、1.2〜1.6倍のフレームレートの向上が望めます。
DLSSは思った以上に良い機能で、たまにグラフィックスがおかしくなる時もありますが(笑)、それを除けばフレームレートの向上は間違いなくおこなわれます。RTX20世代でも同様。
3世代目により期待ですね。
一応ですが、RadeonにはFidelityFXという機能もあります。DLSSよりも注目されてはいませんが、こちらも似た様な機能となっています。どちらかというとゲーム開発者向け。
その他
Nvidia Broadcast(Nvidia Voiceなど)
AI技術を使って、マイクのノイズを無くしたり、スピーカーのノイズを消す技術プラス、カメラの独自処理機能を付随。
マイクのノイズ除去に関しては意見がそれぞれありますが、結構すごいなという感じです。AI技術なので、良かったり良くなかったりするときがあります。声によっては全部ノイズ扱いされたり、遅延が発生したり。それでもリアルタイムにノイズを処理するのはすごい機能。
詳細:https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/broadcasting/broadcast-app/
FreeSync(AMD)
AMDの垂直同期機能。聞いたことある方も多いのではないでしょうか。だいたいのパソコンのモニターには付属している機能です。
もちろんNVIDIAにも同じ能力を持った機能G-Syncというのがありますが、これは専用のシステムが必要なので付随しているモニターはめっちゃ高い。正直、それだけ出す価値あるかどうか疑問なレベル。
今は、G-Sync CompatibleというFreeSync対応のモニターに、G-Syncと同等の機能を付随することが可能。ただしDisplay Portオンリー。色々考えるとHDMIの方が楽だったりするんですけどね…Radeon+FreeSyncはHDMIで利用可能です。
Smart Access Memory(Only AMD)
CPUが直接、GPUのメモリーにアクセスする機能。これによって高速化が期待できるという代物です。今のところZen3、PCIe4.0、Radeon 6000シリーズに付随する機能です。高速化し性能向上が図れる。
これに関しては、まだゲテモノ扱いで良いと思います。いうほど向上するか?という点。NVIDIAも実装を行うと宣言している点(実はPCIe4.0に付随する機能の一つ)
インフィニティーキャッシュ Only Radeon 6000シリーズ
6000シリーズにのみ搭載されている128MBの別キャッシュを持ち、GDDR6の遅さを緩和しているといっていいのかな?
GDDR6Xのスピードに比べて、そこまで恩恵はない様な…4Kで差がつくので察していただけると思います。よくわかりません苦笑
Betterな選択は RTX3080、期待のRX 6800XT/6900XT
海外・日本含め、値段もさほど変わらない、性能差も微々たるもの。手に入りにくさも同等となっている両社ですが、総合的に見るとまだ、GeForce RTX3080の方が優位。GeForce優位。
ゲームも、制作環境も。Radeonもかなり良いんですけどね。まだ最適化されてない部分が多く、6ヶ月後くらいが一番いいかもしれません。(その頃にはソフトウェアあたりも塾生しているのでRadeonは性能が向上している)
もうちょっとね選べるくらい、どこのPCショップに行っても1−2枚在庫があるくらいであれば、どちらでも好きな方がいいとなります。
レイトレーシング効かせてサイバーパンク2077とかコールオブデューティー:コールドウォーのストーリーモードやるとか、そういうのであればRTX30シリーズ一択。
クリエイティブなPCを作るのであれば、用途によるので一概には言えないのですが、RadeonでもGeForceでもいい!エンコーディングとかはRadeonの方が得意といますね。
RX6900XTは、値段が高い割にはちょっとイマイチな感じが数字上ではしますが(特にゲーム類)。制作環境だと6800XTと6900XTは差を感じます。処理が6900XTの方が早いですね。5950X と 5900Xの違いに近い感じ。3Dとか動画書き出しあたりは6900XTかなと・・・ただ値段が高いですよね・・・6800XTの1.5倍・・・
ゲーム用途、マルチな用途でも使える→RTX3080
よりマルチ、レイトレーシングじゃないゲームでハイフレームレート→RX6800XT
お金があるなら→RX6900XT
んなかんじです。あとはお財布と、購入できるかできないかの問題です。RX6900XTは少し高すぎるというか…6900XTのプライスだと、もうちょっと頑張ればRTX3090のグラボ専売メーカーのものが購入できる点。そう考えるとRTX3080/RX6800XTの価格帯がベスト。
Radeonは特に購入できない・・・販売から1ヶ月たち、オリファンもでてきていますが、どこ行ってもないですね。地方なんて入りもしないとか・・・年末にかけて少し在庫が増えるかな・・・12月決算な法人や個人事業主は、今購入時期なんですけどね〜苦笑
どんなメーカーがいいの?
好きなメーカーでいいと思います。ただ私個人的なおすすめは
NVIDIA系
- ZOTAC…価格・流通・バランス最高⭕
- ELSA…安定重視。やや高め❌
- EVGA…保証期間長い。国内で普通に手に入るなら一番おすすめ。個人輸入できるなら⭕
- 玄人志向(Galakuro)…意外とおススメなんですけどね。価格安め◎
- MSI…日本国内流通量が多い。手に入りやすい
- Gigabyte…AIOモデルとかほしい場合はここ
- Palit…ドスパラ(サードウェーブ)が代理店。安い
- あといっぱい・・・・
AMD Radeon系
- Sapphire…AMDグラボ専売メーカー。品質・価格・バランス◎
- PowerColor…AMDグラボ専売メーカー、Sapphireが手に入らないと候補。Red Devil系は筆者の好み
- ASRock…マザボメーカーとしてかなり有名ですが、ここもAMDグラボをメインにつくってます。吹っ飛んだ性能。Taichiを予約していますがいつ来るかは不明。
- 玄人志向…価格安め◎リファレンスデザインなので水冷化も簡単
- MSI…国内流通量多めですが、今回はオリジナルモデル出てないですね。(執筆時点)
- ASUS…6800XTは、簡易水冷モデルあり!
正直に上から順番におすすめ。各メーカー系が好きな方は、それでいいと思います。あくまでいろいろな用途に合わせやすいという点だけで選んでます。グラフィックボードを専門に作っているメーカーが相性問題だったりする点が起きないのでいいかな?と思います。
性能をガンガン引き出したい場合はRadeonはASRockがいいかなと…GeForce系は良くも悪くもチップ依存なのでそこまで差はないです。冷却性能云々がありますけどね。