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Noctuaとしては久しぶりの空冷新作を出したのではないだろうか…
最強と名高いNoctua NH-D15にブラックモデルがでました。今までブラウンカラーのNoctu、のフクロウのイメージなのでしょうが…ブラック基調のPCの中にめちゃくちゃ目立つうん…ブラウンのファン。
現在愛用しているCryorig R1 Unlimitedと比較しながらレビューしていこうと思います。
Noctua NH-D15 chromax.blackの外観
Noctua NH-D15は左右対称型の大型空冷CPUクーラーです。ファンやフィン部分以外もCPUに接するところ以外すべてマットブラック仕様になっています。
初めて見たときは「おぉカッコイイ」
真っ黒であるがゆえに、手の脂がついてしまいます。アルコール脱脂綿とかで拭けばきれいにとれるのと、カバーが販売されています。
Amazonは執筆時(2019年12月6日)では割高感があるので、国内のPCショップで購入した方がいいような気がしますね。
AMD AM4(Ryzen3000 Seriesとか)をマウントするにはこれだけですみます。他社のクーラーに比べるとパーツも少ないため扱いやすいかな。パーツがたくさんあればあるだけ、組み込むの大変という「ねじ迷子」になるんですよね。
若干ボケていますが、これが付属品一覧。本体、ファン×2、Intel用とAMD用マウント、L字+ドライバー、CPUグリス。箱は開封するとバラバラになるタイプです。特に本体が入ってる段ボール。ホッチキスとかを使わないのでエコっちゃエコなんですよね。
Cryorig R1とNoctua NH-D15の比較
Cryorigは、CPU上方から後方にフィンが配置されるタイプでNoctuaはCPU上方にフィンが配置されるタイプです。Cryorigのほうがメモリ干渉が起きにくいですが、マザーボードの後方部分に接触するかしないか。基本抜き差しが頻繁に起こるエリアではないので問題ないと思います。Nocutaはどちらかというとメモリ部分にキレイ被ります。早速比較してみましょう。
Cryorigの前方ファンは薄型のXT140を利用しています。メモリの位置関係でわかると思いますが、空冷ファンが配置される位置が異なります。
どちらも、ビデオカードのツメに指は入りにくいです。おそらく細く長い指の方ならいけるでしょうが男性の指だとなかなか厳しいものがあります(前方ファンを外せば何とかダイジョウブ)
デザインでいうとCryoirgが今風でカッコいいかな。Noctuaも無骨な感じでカッコイイですけどね。
ファンの密度はNoctua。この辺は技術的な面はよく解りませんが、管よりも放熱フィンがある方がいい気がしますが…
性能比較:Cryorig R1 Unlimited vs Noctua NH-D15 chromax.black
今回は4K動画書き出しをAdobe Premiere Pro CCで行いました。だいたいいつも同じですね。
CPU:Ryzen 9 3900X(定格利用)
Cryorigは、エンコード中70度前後を維持。エンコード終了から温度減少が8秒間 70℃→43℃。詳しい方は放熱量とか計算してみてください。優秀です。参考までにGPU温度も掲載していますがPremiere ProはエンコードにCPUを使うのでGPUはあまり関係ないですね。
Noctua NH-D15は、ふり幅が少し大きい気がします。これに関してはファンの羽の枚数による関係なのかな?と思いますが、Noctuaは基本この挙動なのかな。エンコード中は59℃、エンコード終了から温度現象が7秒間で59℃→38℃。
最大温度こんなに差がでる?!って思うんですが…おそらくCPUグリスも新しくなってるし…ファンもかなり回ってるし…って思っていてデータとして整合性がとれるかどうか怪しい部分ですが冷却性のは、どちらも優秀。ファンのパワーがやはりNoctuaのほうがある感じですね。放熱量に関しては変わらないと思います。
追記:2019年12月12日
Min:36℃
最高温度から最低温度までの冷却時間:約10秒
Cinebench R20 を3回行った時のデータログです。前述のデータが若干あやしくない?とおもったのですが、だいたいの冷却性能はCryorig R1 Ultimateとほぼ同等と考えていいと思います。
ファンのノイズについて
『Noctuaはファンが静か』というのはよく聞くと思いますが、実際はそれなりに音がします。ある程度風量があるファンは高回転時はそれなりの音になります。仕方ないですね。その点ファンの羽の枚数のおおおいCryorigのほうが静かです。簡易水冷(AIO)に比べると大型空冷のほうが静かですね。
Noctua NH-D15 まとめ
Cryorig R1 Unlimitedとほぼイコールかなとは思います。ファンノイズでいうとCryorigのほうが静かかな?とは思います。Noctua NH-D15は、高回転時にジェット機のエンジン点火時の音がします。これはかなりの風量であるが故の音です。その点、温度を維持できるのではないでしょうか。
よく、この手の大型空冷と簡易水冷が比較されますが、360mmラジエーターのAIOとほぼ同様の性能を引き出すことができます。最大負荷時間が長ければ長いほど簡易水冷が優位だと思います、簡易水冷は高負荷が続くと水量が減ったりするので、その点利用に注意が必要、粗悪品であれば水漏れもします。その点を考えると大型空冷のほうがいいのかな?と思いますね。もちろん本格水冷のほうが水冷を組むのであれば様々な簡易水冷のデメリットをなくすことができるので組むの大変ですが、オススメです。
水冷云々の話になってしまいましたが、Noctua NH-D15は、かなり良品。もともと定評のある空冷ユニットなので変わらず、黒い塗装されてるから…放熱性に心配があるかもしれないという言葉をたまに見ますが、放熱塗料かもしれないし放熱塗料じゃないかもしれませんが塗装している方が、金属むき出しよりも空気中に放熱する量が増えるんですね。
とにもかくにもNoctua NH-D15 chrmax.blackはオススメです。サブPC向けにNH-L9i chromax.blackあたりも気にはなっています。ただ執筆時、Amazonではあまり取り扱いがない上に高いので、PCショップからの購入をお薦めします。