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このオーディオDACは良い製品だ。
そう思う製品に出会いました。PS4といったPCを持ってないCSユーザーにもかなりオススメです。
SteelSeries GameDACとは
デンマークのメーカーである、SteelSeriesのUSBオーディオDACです。
ハイレゾ公認マーク付きのハイレゾ対応。また各種外部端子を持ち、スマートフォンやPCとも接続可能です。dts headphone x v2.0対応機種に接続することで臨場感のある音を表現することができます。
DACってなんやねん。といいますとD/Aコンバーター、デジタルをアナログに切り替えるコンバーターのことです。オーディオ好きであれば外部DACの存在はよく知っている方は多いと思います。
このGame DACは、ゲームに特化したSteelSeriesの外部オーディオデバイスになります。
PS4,PCと対応している、USB オーディオデバイスになる。またPS4に公式に対応している点からPS4での動作に安定保証されている製品になります。
現在のUSBオーディオデバイスは、基本PS4でもPCでもドライバーレスで動きます(ドライバーが必要な製品や特殊な製品を除く)
PC持ってない人でもイコライザー調整可能
イコライザーの各種設定が、Game DACの場合は単体で行えます。そうこれはって他のUSBオーディオ系では数えるくらいしかないんです。
本体に有機EL液晶を搭載し細かな設定ができる点、結構な人がPCは家にない。という方も多いです。そういう方も自分が好みのイコライザー設定ができる。
他社製品だとプリセット以外を弄る場合は、必ずPCに接続し同期する必要があったり、最近のは専用アプリでBluetooth設定で…というのもありますが、PS4に対応していないなど、こっちが便利ならちょっと足りない!というところを、解消しているのはSteelSeries GameDACだけかなと。
イコライザー設定方法
ボリュームボタンを3秒ほど押すことで、本体の設定モードに以降します。その際にPCかハイレゾか、CS接続かと選べます。PS4の場合はCS、他はPCまたはハイレゾにしましょう。
※ハイレゾ接続の場合はハイレゾ対応のヘッドフォンが必要です。40kHz以上対応、ちなみにSteelSeriesではArctis Proが対応しています。
イコライザー設定のBass Boost画面ですが、このようにプリセットも変更することができます。また自分で全てを調整できる、Customも準備されており知識がある方はそれでFPS向けやバトルロイヤルゲーム向けと調整するとよいです。基本はBass Boost等であれば足音は聞こえやすくなります。
性能はもちろんよい
定位なんてのはもちろん、音の質も良い。PS4であればヘッドフォンはコントローラーから取る人も多いと思いますが、全くことなります。音の出力値が違うので根本的に比較するレベルではありません。VCの音声、ゲームの音のダイナミックレンジ。USBオーディオデバイスながらノイズは少ない。
豊富な背面端子
GameDACはサイズが小さいながら、豊富に端子をそろえています。左からOptical(光ファイバー入力端子)、USB(PC、PS4接続用)、Line Out ,Mobile(AUX)となっています。
Optical端子があるのは評価点が高く、PCでDiscordなどでしゃべりながらPS4をする際は、PS4からOptical端子(光ファイバー)で音を取得し、ボイスチャット音声はUSBでやり取りをすることができます。
Line Outに関していえば、背信などをほかのPCでやりたいといったことをする際は、キャプチャーデバイスで映像を取り、音をGameDAC側でミキシングし、PCに送るということも可能。これ1台ですべて解決することができます。
また、Discordの入出力音声デバイスとして「認定」を取得しておりクォリティー維持されています。音声の入力に関しては、まぁまぁかなという総評を与えたいです。Logicoolやゼンハイザーといったマイク強強ヘッドセット群には少し及ばない印象です。
※PS4 Slimで光ファイバー出力をする際は、HDMIで音声を分配するユニットが必要です。
Arctis Proとの併用が今のところベスト
セット販売されるくらいであるから、やはり相性は問題ない。
SteelSeriesのArctisシリーズの着け心地は、相性があるのでお近くのPCショップや、最近ではヨドバシカメラ、ビックカメラ等でも置いてあります。とりあえず確認をしてみてください。
Arctis Proは側圧はそこまで強くない上にヘッドバンドの重みが頭上に負担がかからないのでオススメです。またネイティブハイレゾ対応である点。疑似ハイレゾではなく公認マークがついている点は評価が高いです。
※Arctis Proは、密閉型・オーバーイヤーヘッドホンです。
GameDACは最高だけど出力インピーダンスに注意!!
DAC/Amp | ESS Sabre 9018Q2C |
Audio Format | 44.1-96kHz,16-24bit |
THD+N | <0.0032% |
Signnal to Nise Ratio | 109dB |
Output Power | 49mW int 32 Ohms |
Headphone Impedance | 16-80 Ohms |
GameDACの細かいスペックシートですが、ヘッドホンにはインピーダンスという出力値が設定されています。GameDACの16-80Ωというのは一般的なヘッドホン向け。150Ω帯といった高い数値のインピーダンスのヘッドホンには向きません。
150Ωのヘッドホンって…?
最近だと、ベイヤーダイナミック DT990とかは、高インピーダンス。250Ωが必要になります。一般的なヘッドホンは50Ωほどですので特殊なヘッドホンを除き、だいたいは対応しています。
GameDACにDT990等を繋ぐと音量最大にしても、小さく聞こえますのでGameDACもヘッドホンの性能も最大限に引き出せなません。おすすめしません。低インピーダンスのDACから高インピーダンスへの出力イメージは、大きな水道管にじょうろで水流しているイメージです。
GameDACとMixAmpProとの比較
当サイトではMixAmpProをレビューしています。その点を踏まえて比較すると…
SteelSeries GameDAC | Astro Mix Amp Pro TR | |
サイズ | 小さい | 大きい(最新モデルはやや小さめ) |
操作性 | 液晶がついているので解りやすい | 覚える必要がある |
拡張性 | △ | 〇 |
ハイレゾ対応 | 公認 | △ |
設定方法 | PCおよび本体のみで可能 | PCのみ |
価格 | 13,000円 | 18,000円 |
外部端子等は基本どちらも同じです。MixAmpProは連結することが可能である点。その点イベントによる大会等で使いやすい仕様です。基本構造は同じですので、最終的には好みになると思います。ネット界隈ではMixAmpProのほうが評価は高いですが、私としてはコストパフォーマンス、性能、スタンドアロンで設定即時変更できるSteelSeries GameDACに軍配があがります。
性能に関しては、どちらもどんぐりの背比べであり、定位性も確か。接続云々ももんだ有りません。またUSB給電エラー等も起きていません。
一つ言いたいのは、MixAmpProTRの光ファイバーケーブルやUSBケーブルは驚くほど長いこと。別に買えばいいのですが、あまりにも長くデスクでゲームする場合は配線をまとめる処理を行わいといけないです。その点GameDACは適切な長さでありデスクでゲームする分には邪魔になりません。
Game DAC 総評
もうちょっと早くに出会っていればよかったなと思える製品。どうしてもプロモーションの規模でSteelSeriesはLogicoolといった超大型メーカーに比較すると見劣りする点は多少なりともあり、その辺は寂しいところでございます。
コストパフォーマンスに優れ、ハイレゾ対応、ハイレゾ対応が全て良いわけではありませんがキャパシティーがあるはこういうガジェット類には満足度を高めてくれます。
また液晶があるのは、やはり便利です。LRの音声の出力状況もリアルタイムで確認できます。←音関係をやっているのあれば、結構すごいと思えると思います。
SteelSeries Game DACは、総合的にオススメです。
同時期に購入したMix Amp Pro TRとSteel Series Game DAC。Mix Amp Pro TRは少し高いなぁと感じている人には特におすすめなのがGame Dac。付け加えるとしたらSteel Series のヘッドセットで最大限機能を活かすことができます。Mix Amp Pro TRはオールマイティな感じ。Game Dacは優等生って感じですね!