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普通のマイクアームって視界の邪魔だったりするわけですが・・・このたびelgato(Corsair)からロープロファイル(低いタイプ)のマイクアーム elgato wave mic arm LP がやっと日本でも12月上旬に販売されました。アメリカで販売されていましたが、販売当初は在庫切れが続いていたのを覚えています。なんどamazon.comでポチろうかとしたか・・・
elgato wave mic arm LP の詳細とスペック
全長(水平時) | 740 mm |
下アームとデスク面の間隔 | 70 mm |
上アームとデスク面の間隔 | 160 mm |
水平回転 | 360° ベースと関節 |
垂直回転 | 上 90° 下 60° |
デスク用クランプ | 最大開口幅 60 mm |
最大耐荷重 | 2 kg |
同梱品 | 本体、1/4″-3/8″変換ネジ、1/4″-5/8″変換ネジ、六角棒スパナ、説明書 |
価格 | 12100円(2021年12月15日 執筆時) |
elagatoは、だいぶ前から梱包資材は再生パッケージを使用しています。最初の頃は、洗浄が行き届いてないマジで臭い再生段ボールでしたが、今はだいぶマシになりました。日本製の再生段ボールに比べるとやや色くすみ等もありものが良いとは思えませんが・・・エコパッケージになっておりプラスチックを使用していません。
同梱品は、写真のようになっています。アクセサリー類は茶色の紙袋の中に入っています。
elgato wave mic arm LP 設置と詳細
実際に机に設置すると、今までのマイクアーム(RODE PSA-1を使用)と違い、コンパクトになりました。
第2関節は、動かすようというよりは固定用であり重たいマイクであればあるほど固定をテンションを強くしないといけません。そのため自由に動かせるというよりは固定してしまうので自由アームというよりは固定関節になってしまいます。
先端のボールヘッドはelgato製品を利用している人ならばわかる箇所。耐荷重が2kgとラージダイアフラムのコンデンサーマイク+ショックマウントでも十分対応可能です。
ボールヘッドの固定方法によってはズレてくる可能性があるので、動く部分をズラしながら調整をしたほうがいいと思います。
残念な点として、標準ネジ径が 1/4″と小さいものになっている点。elgato waveシリーズの標準ネジ径が1/4″になっているので仕方ないと思ってます。もちろん変換用のネジが付属します。
変換ネジは、おそらく金属だと思います(やや軽い金属・・・アルミかな?)黒いアルマイト処理をしており3/8″ 5/8″それぞれに変換できるようになっています。この2つの変換がついているのは後で買い足しなどを行わなくていいので、とても良い◎
アームの中にコード類を収納することができます。磁石でパタンとなるタイプ(そこまで強力ではない)写真掲載は安い色付きのものにしましたが、普段、私が使用しているCANARE等の太めのコードでも余裕があります。
ものは試しと思って、通称:ダイナマイト(sE DM1 DYNAMITE)を入れてみましたが、惜しい!ギリギリ入りませんでした。もしかするとXLRコネクタの部分が小さいタイプなら入るかもしれないですね。(小さいXLRコネクタを探しては見ましたが、意外とないものなんですね。もし情報お持ちの方が募集中です)
elgato Wave mic arm LPなら、もっとコンパクトに使える
ボールヘッドが付いてる方だけでもマイクアームとして使用ができます。机の幅が小さいといった場合に有効に?つかえるかなと思います。
使用感・音の拾い具合、視界
使用感としては、アームの動作は快適です。引っかかるなどとくにありません。ただ先述したとおり第2関節部分は固定となりますので、事前にセッティングする必要があります。この手のマイクアームだと個人用での利用が多いと想定されるので特に不便を感じる部分ではありませんでした。
マイクアームは、割と机の振動などを広います。そのため机とマイクアームの接続部分に吸音スポンジを設置したり、マイクアームの付け根にクッション材的なのを設置していたりします(良いマイクアームにはついてる。安いマイクアームだとダイレクトに机の振動を拾います)
elgato Wave mic arm LPは、机の振動などを拾いにくいと思います。マイクアーム本体も机の揺れをダイレクトに伝えにくい構造になっています(支柱部分にプラが2分割ではいってるなど)
音を一切拾わせたくない場合は、机とは別にマイクスタンドを用意したほうがいいです。それでも床の振動などは拾います。
ただし、ショックマウントがつけれるダイナミックマイクであれば特に問題はないと思います。
よくある吊るすタイプのマイクアームよりは良い。正直これはマイクによるのかなっておもったりします。
接続したマイク | 視界 | コメント |
---|---|---|
Shure SM7B | 並 | マウント部分が大きいので全体的に主張あり 吊るし型のほうがいいのでは? |
Audio-technica AT2040 | 良 | マイク本体が小さくコンパクト。 マウントを下に固定することによりより視界の妨げになることはなかった |
elgato Wave 3 | 良 | ショックマウント付属で接続。 同社製品なのでバランス◎ |
Blue mouse | 良 | マイク本体は小さいけどショックマウントがやや邪魔 ただコンデンサーマイクとしてはコンパクトなので視界良好 |
elgatoのホームページにあるこのような配置にしてみましたが、800mm近く奥行きがあるデスクだといいですが、よく日本で販売されている狭いデスクだと邪魔です。横につけることが無難かなと思います。
elgato Wave mic arm LP まとめ
- 初めてのマイクアームに◎ これ買ったら他買わなくていいと思います。
- コードはスッキリ収納
- 振動が伝わる度合いは、他の音響メーカー同様でよい。よりマイクに振動を伝えたくない場合は吸音スポンジを挟むなどの工夫を。
- 視界良好
- キーボードやマウスと距離が近くなるのでタイピング音やクリック音は拾いやすくなります。指向性が高いマイクを選択&ノイズゲートなどで処理しましょう。
- 右に配置していると右利きマウスの人は手を持ち上げるとき注意しないと衝突します。
おすすめ。
Blue ComapssやRode PSA1 / PSA1+などが有名どころですが、価格もだいたい同じ、それでいて他のメーカーにはないロープロファイルモデル。やや第2関節が実質固定になってしまうので利用時の自由度は少なくなってしまいますが、ロープロファイルなので、上下に動かす必要はそこまでないと思います。なによりもロープロファイルで視線に大きなマイクの接続部分がないのは良いです。肩以上にアーム類がなくなるので、デスクがごちゃつかないのもの ◎
elgato Wave Mic Arm シリーズ