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今回レビューするのは、BenQ(ベンキュー)から販売開始した4K60Hz/1080p240Hz対応のプロジェクター「TK700STi」、以前レビューした「TH685」のアップグレード4Kゲーミングプロジェクターとなります。
使用してみて検証している中、編集者ならびに検証メンバーでそろえて
「これ、ホームプロジェクターですよね?」
という言葉が並びました。では早速見ていきましょう。
サンプル機提供:ベンキュージャパン株式会社
TK700STiの外観とスペック
解像度 | 4K UHD(3840*2160) |
輝度 | 3000 lm |
コントラスト比 | 10000:1 |
色再現性 | Rec.709 カバー率 96% |
投射比 | 0.9-1.08;2mで約100インチ |
騒音 | 35 / 29 dBA |
その他 | HDR 10 / HLG, 3D 120Hz対応 |
遅延 | 4K: 16.67 ms @60Hz 1080p: 16.67ms @60Hz 1080p: 8.33ms @120Hz 1080p: 4.16ms @240Hz 「高速モードをON」にする必要があります |
本体重量 | 3.1 kg |
入力端子は以下の通り
- HDMI 2.0b x2
オレンジ部分はARC対応。 - USB Type-A 1.5A給電可能
- 内部端子(Android TV QS1用)
- RS232*
- Audio OUT(ミニジャック)
*RS232端子はサービス用端子です。HDMI端子のみの仕様となります。
上面は、BenQのプロジェクターを使用している人ならわかる配置です。大半は、リモコンで操作することになるかと思います。リモコンはAndroid TVと本体のどちらも操作できるようになっており、これ1本あればプロジェクターを簡単に操作することは可能!
ベンキューさんの優しさ「電池ぶた無くさないシステム」がありました。リモコンは単4電池2本。
Android TVドングル「QS01」が付属します。QS01をTK700STiに接続しWi-Fiを利用してYouTube、Amazon Prime Videoなど動画配信サービスなどの利用が可能です。
QS01の動作は、快適。今までいくつかBenQのプロジェクターを利用しましたが一番快適なドングルです。Chromcastが入っているのでAndroid端末だけではなく、iPhoneやWindows PCからも映像の転送は可能です。
これは便利。
映像性能について
「きれい」とかは主観になってしまうのですが、4K HDRで出力をした時…めちゃくちゃ綺麗です。
4K60Hzが出力できるHDMI 2.0b 端子なので、1080p240Hzは論理的に可能。モニターだとどうしてもリフレッシュレートスペックに依存しますが、プロジェクターだとモニターとは仕組みが異なり(BenQ TK700STiは単板DLP方式)240Hzに対応可能。
本当に、240Hzでているのだろうか・・・・
フレームレートテストサイト:https://www.testufo.com/
フレームレートの確認サイトでは1080p出力で240fps 240Hz 4msとの表示、実際に撮影してみました。
自分の「目」を信じると、ほぼ240でてるなという感じ。遅延4msなので、大体のゲームを240FPSでプレーしても違和感はないと思います。100インチ240Hz 4msなんてモニター存在しないので比較はできませんが・・・これはスゴイの一言。
*TK700STiは高速モードをONした時に遅延が軽減されます
プロジェクターで240Hzおすすめのゲームジャンル
- レースゲーム(GranTurismo . iRacing , Forzaなど)
- フライトシミュレーター
- スポーツゲーム(FIFAとかUFCとか)
この3ジャンルは最も得意だと思います。シューティング系ゲームとなると、相手は大きく見えますが、かなり大きな部屋が必要になりますね。
4K性能をチェックするためにPCに繋いでみる
現状PS5などでも4Kで出力することは可能が、PCほど安定して4Kを出力できないため今回は、ITXマザーボードを使用したリビングPCでハイエンドなゲームがプレイできる構成のIntel Core i9-10900k + RTX3070 + DLSSを使用してCyberpunk 2077を映し出しました。
「目で見る」のと「カメラで撮影」するのは違いますが、ほぼゲーム画面と変わりません。モニターでゲームするよりも明るく感じますが、投射しているので目の疲れ方はプロジェクター>>>>>>液晶モニター
どうしても、カメラで撮影してしまうと露光補正やらなんやらで暗い画面では白い部分が飛んでいってしまいます、実際に見ると左の画像と大差はありません。
レイトレーシング(光の反射云々)を聴かせた状態でプレイ。100インチでプレイするCyberpunk2077は没入感が違う圧倒的に100インチ4Kいい。画質設定「Ultra」にすると流石にPC側が限界を迎えてしまいます(RTX3090でも厳しい)
わたくし的にはリビングPCはコンパクトである必要があるのでショート基盤が存在するRTX3070くらいが限界かなとおもってます。画質はHighやレイトレーシングを弱めにする設定にすることで4K60FPSを安定して出すことができますので、決して性能が低いわけではありません。
PlayStation 5 / 4、Nintendo Switch等も接続しましたが、特殊な設定は必要なく4Kとして認識されます。4K以外で出力したい場合はプロジェクターの設定を変更したらOK。
遅延
スペック表では4K60Hzの場合16.67ms、1080p120Hzの場合8.33ms、計算でいくと1080p240Hzで約4.16msまで縮まります。あくまでTK700STiは「プロジェクター」、一瞬を争う競技には向いていないにもかかわらず、遅延4msです。
体感、使用していて入力遅延は気にならないレベルです。たしかに1msを争うようなゲームだと厳しいかなと思いますが、プロジェクターでする人はさすがにいないでしょう。
TK700STi 使用していて気になったところ
PC繋いだら文字が小さい4K問題
コンシューマー機(PS5等)では、至って問題ないのですが…PC(Windows)を繋げると一定の距離を取らないと初期設定では「文字が小さくて読めない」ということが発生。わかってはいたことなのですが…
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壁<——1.5m——->プロジェクター
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投影距離1.5mくらいまで離れると、文字サイズ100%でも文字の認識ができるようになります。
ネットサーフィンもできなくはないですが、4Kのワイド画面に対応しているサイトが少ないため小さく表示されます。うちのサイトとかね!
ファンの音はそれなりに聞こえます
壁<—–3m—–>プロジェクター<—20cm—>カメラ(内蔵マイク)
の距離でのファンノイズになります。プロジェクターなので致し方ないですが、それなりに聞こえます。プロジェクターの部類では静かな方だとは思いますが、静音化しているPCよりも音がしますね。
吸気は本体上から左から右前に排熱します。それなりに暖かい風がでてきます。設置場所は吸気と排気がちゃんとできるような場所に設置しましょう
TK700STi まとめ
4K60Hz HDR、1080p240Hz4msとプロジェクターでもこの数字がサクっと到達できるようになったベンキュープロジェクター。Rec.709 96%対応、10000:1のコントラスト比がホームプロジェクターで実現できます。
テレビよりも4Kの出力は、プロジェクターの方が綺麗に感じます。70インチの4Kテレビと比較しても、プロジェクターの方が綺麗に感じます。好みもありますが発色や感じ方も違うように感じます。
ネックとしては、4K+PCという構成になると「文字が小さい」点が気になります。Windowsの仕様上の問題もあるので文字サイズの設定さえ変更することで解消します。
また、価格もそれなりのプライス20万円前後です。TK700STiプロジェクターのスペックを考慮すると「お買い得」です。
ホームエンターテイメント機器として、Android TV搭載ドングルが付属しておりプロジェクター単体でYouTube、AmazonPrimeVideoといったストリーミングサービスが楽しめます。もちろんHDMI端子と給電可能なUSB端子がついているのでAmazon Fire Stick も取り付け可能です。
ゲームは、遅延が少ないのは操作ストレスが少なくなります。これはプロジェクターの発色&遅延ストレスレスな環境、そして広い部屋でゆっくりゲームができる。最高ではないか。
4K対応のゲーム機(PS5/Xbox Series X)、PCがあり、ゲーム&映像エンターテイメントが楽しめるマルチで優秀なプロジェクター「BenQ TK700STi」はオススメです。
提供: ベンキュージャパン株式会社
*プロジェクタースクリーンはご自宅で設置場所があるなら自立式がオススメです