2020年 故障が少ないHDDを選定する

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HDDって壊れるんですよね。1年持たないのものから、3-4年と稼働するまで様々なHDDが存在します。

ノマめも。を運営しているチームでは、ノマめも。内の画像などの制作物だけではなく、お客様からお預かりした商品の画像データや各種販促品などを制作したり、また統計データを保管したりと様々なデータを取り扱うためバックアップを行っています。

環境は以下です。

  1. 作業用M.2 SSD(Crusial または CFD)
  2. 一時ファイル保管用HDD 4TB
  3. 保管用HDDバックアップ用HDD 4TB
  4. PCデータ全般バックアップ 8TB NAS
  5. 総合データ保管用サーバー

を準備しています。この環境下だと本人の作業ミスが発生してもデータ自体が生き残っていることが多いため削除しても安心です。(たまにミスでデータ消しちゃったことが2回くらいありますけど!)

バックアップを複数持っているとHDDの管理が重要になり毎年1-2月で故障率を出して、Blackblazeが出すデータと比較その年に最も台数を増やすHDDメーカーを選定します。購入先はAmazonやPCショップ、またはサーバー設置系の取り扱い会社さんとなります。なので一般向けでない製品も導入しますが簡単に調達できるが前提になります。

ノマめも。2019年HDD故障率

当サイトのデータだと母数がそもそも少ないので、データとしての信ぴょう性がアヤシイです。ただ今回2019年度に故障が最も発生したのがウェスタンデジタル製のWD Blue 4TBでした。やはりWD Redは故障率が低いように感じます。

予想外に壊れていないのが、Seagate製でした。当サイト管理人であるヒトシ氏のコメントは「昔は良く壊れていたのに最近は壊れなくなってきているね」ということです。日本国内でも手頃の値段であり、調達も簡単なSeagate製HDDが故障が少ないのはかなりSeagateに票が集まっています。

ただ、やはり東芝製のHDDは壊れませんね。値段も2社に比べてやや高い印象があります。また東芝製のみ7200rpmの高速HDDになります。それでも壊れないのは、優秀だと思います。

2019年は、WD Blueが一番動かなくなりました。HDDのディスク関係は壊れていないが制御基板が壊れていたり…ウェスタンデジタルは保証(RMA)で期限内であれば新品に変えてもらえますが、執筆時(2020年2月18日)現在かれこれ1か月以上ステータスが動かないものもあります。だいたい2週間程度でHDDが返ってくる印象ではあるんですけどね。また問い合わせしないといけないな

Blackblaze 2019年故障率データ

ここからはBlackblazeのデータを参照していきます。

image:Blackblaze

AFR(年間故障率)というデータでBlackblazeは出しています。表を見てわかる通り、TOSHIBA 4TBは故障トラブルが発生していません。ただそもそもデータ母数が少ない点。ただ個人利用としては良いと思います。

故障率が高いのが、Seagate 12TBの3.32%となります。そもそもの台数が多く37004台稼働しており、その上最も稼働時間が長い上で3.32%となります。複数のロットになるので、ロット当たりの故障率がわかるのではないでしょうか。

また、この表にはWD製の製品はありません。これは調達価格と故障率の問題でBlackblazeが選定対象から外しているからです。

クラウドストレージ用のHDDがほぼ16TBに移行していくことを意味しており、BlackblazeのBlogによればSeagate 73.28%、HGST 23.69%、Toshiba 3.03%となり、より一社に偏らずに安定した性能のHDDを投入していくことになっていくようです。

データをもとに購入・入れ替えを行うHDDを選定

当社データとBlackblazeのデータをもとに重点購入HDDは「Seagate」に、サブとして購入は「Toshiba」となりました。2020年はWD製品は購入しない方向に。

Seagate製を重点にした理由は、故障率とコスト。また4TB→8TBへ今後移行していくこと。HDD容量増加による購入コスト増加を配慮。ToshibaはHGSTではなく東芝データ・ストレージのものを購入。

恐らく日本だとWDの製品は東芝がつくっているはず?なので、同じだとは思うのですが、今回はサポートがイチマチだったという理由で選定外になりました。

ノマめも。の小さいデータとBlackblazeの大きなデータを比較したあくまでノマめも。的選定ですが、もし参考になったらシェアしていただければ幸いです。

注意点としては、通常のHDDとNAS用のHDDがありますが、NASに使うなら必ずNAS用を選択しましょう。NAS用は高いですが、故障率が低い上にでデータ用ですので発熱トラブルや24時間365日稼働を想定している製品です。NASに導入するからな必ずNAS用にしましょう!

ノマめも。のデータの利用に関しては”引用元として当サイトの名称とURL(リンクでも可)を必ず記載”してください。

データ引用元:Blackblaze