ゲーム用サウンドカードって結局どれがいいの…?【比較レビュー】

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 数々のゲーム用サウンドカードが販売されています。結局なにがいいの?どれがいいの?YouTuberが紹介してるやつ?レビュー系サイトで紹介してるやつ?え…結局?

 結構高い買い物になるサウンドカード、今回は3種類のサウンドカードを複数の視点でサウンドカードを比較してみました。よかったら参考にしてみて下さい。

今回比較するのは3種類

 今回比較する3種類はおそらく一番よく見る Astro Mix AMP PRO TR(以降MixAmp) 、Steelseries GAME DAC(以降Game DAC) 、変化球のSHIDO:002(SHIDO)です。どのサウンドカードも特徴的。そして人気のある製品です。またSHIDO:002以外は市販されておりません、他2製品は手に入りやすいですが価格帯としては1万円以上のものになります。

スペック比較

 詳細がわからないものに関しては、ー(マイナス記号)にしています。変更ができないものに関しては×(バツ)にしています。

 比較表からすると、 Mix AMPとGame DACはほぼ同じ出力端子を持ち、ほぼ同じスペックになります。ただ、Game DACは公認のハイレゾ出力ができます。このハイレゾがゲームに関してメリットがあるかどうかは「?」な部分もありますが、帯域が広いことは悪いことではないですね。ハイレゾ搭載ということはゲーム以外でも音楽鑑賞や、映画といったハイレゾ対応音源を楽しめるということ。総合エンターテイメント用という位置づけになります。

 総じて、ゲーミングブランド サウンドカードのインピーダンス(=抵抗値)は、30Ωくらいです。30Ωは一般的なヘッドホン、モニタリングヘッドホンといった中くらいの抵抗値まで対応しています。ゲーミングヘッドセットのインピーダンスの大半は30Ω前後ですので、抵抗値に対して心配する必要はありません。

 ここで注意としては、ベイヤーダイナミックのDT990PROといった抵抗値の大きなヘッドホンを使う際は異様に音が小さくなるので実質使えないと思ったほうがいい。GAINを調整できるサウンドカードが必要になります。GAINを調整できるサウンドカードに関しては後述いたします。

サラウンドについて

images:Wikipedia

 基本どのサウンドカードにも、何かしらのサラウンド効果機能がついています。Dolby Atmos、DTS HeadphoneX2、Wavesといった単語を見るはずです。LogicoolやSteelSeriesは、DTS Headphone X 2.0を最新のモデルは採用しているものが多数ありますね。

 サラウンドシステムがあるからといって聞き取りやすいとかは、慣れや個人差があります。サラウンドをオンにするとどうしても響いて聞こえるのが難点なので、使わない人もいます。ただストーリーを楽しんだり没入感を得るにはサラウンドをオンにして楽しむことをオススメ。

FPS,TPS,バトロワに向いているのは?

MixAMP > GameDAC >SHIDO:002

 標準設定のプリセットでFPSやTPS、バトロワゲーに向いている設定を持っているのはMixAMP。コールオブデューティーやApex Legends、Rainbow Six Siege、PUBGといったゲームには、MixAMPは最適解。といってもMixAMPとGameDACは僅差きんさです。ほんとこの辺は好みになる。

操作性・利便性

GameDAC > MixAMP = SHIDO:002

 液晶って超便利。視認性はさることなら、設定がひと目で分かる上にPC不要の設定ができる(本来であればPCで設定したほうが楽なのですがPCをお持ちでない方もいるので液晶がある方がいい)

 液晶導入は、コストが掛かるので導入しているメーカーはSteel Seriesくらいで、ほかはほとんどないです。リアルタイムで画面を見ながら確認できるのは、かなりGOOD!わざわざ設定でPCなら裏画面、PS4などであればPCに接続しなくていいのは手間などを考慮すると大きなメリットと言えます。これだけでもGameDACが超オススメ。

音の良さ

 音の良さに関しては、正直個人差もあり、ヘッドホンとの兼ね合いがあります。MixAMPであれはA40、GameDACであればArctis Pro、SHIDO:002であればSHIDO:001との相性がよくなり、音の聞こえは良くなります。できればセットで購入することをオススメしますが、ヘッドホンも好みがあるのでなんとも…

 そこで元々、現?音の関係者であり音感の持ち主であり、当サイトのライターでもある筆者的には「SHIDO:002が最も音の崩壊が少ない」もちろんFPSやといったゲーム向けにチューンはされてるけど、尖った感じになってないから耳が疲れない。これはヘッドホンとの兼ね合いもあるのでSHIDO:002が全部いいわけじゃないけど、SHIDOが優秀だと思います。

 USBオーディオは、音の設定の幅が変わるくらいで、この価格帯では成熟した技術商品なので音の良さは対して差はないです。オペアンプやコンデンサーで変わってくるのですが、ゲーム向けは大差はあまり感じないようにおもいます。

自由度(カスタマイズ性)

USB DAC = MixAMP >SHIDO:002

 PCに接続しなくてもEQを設定できるUSB DACが一歩前にいる感じはしますが、MixAMPとほぼ同じ。SHIDO:002に関しては、当サイトレビューでもあるようにオンキヨーさんのプロによる原音を壊さない調整がはいっているのでカスタマイズ自由度はぐっと低いです。その分Lukの言う通り聞き疲れしない音になっています。

高いインピーダンス対応のサウンドカード

 Creative製のサウンドカードは、ハイインピーダンスに対応している製品が多く最大600Ωでも大丈夫です。以前レビューした、SoundBlasterX G5(最新モデルはSoundBlasterX G6)は対応しています。大きいインピーダンスのヘッドホンを利用しているかたは、Creative製品がおすすめです。

まとめてみると…

 現状は、こんな感じ。光ファイバーケーブルによる音INが有る無しは、PS4でゲームしながらDiscordでおしゃべりするといった方には最適ですので、選択肢としてはGameDACかMixAMPとなります。

 USBサウンドカードは、いろいろな人が紹介していますが自分にあった環境であればどの製品も快適アイテムとなります。PCがなくて設定ができないのにMixAMPを買ってしまうと設定するためにどうしたらいいか…それならGame DACのほうがいいよね。となり、PCでガンガン設定いじりながらPS4でゲームします!という方はMixAMPのほうが拡張性も自由度も高いためオススメです。

 この製品カテゴリは技術的には熟成しているといってもいいものですので、自分の環境に合わせた製品の購入をおすすめします。

 筆者としては様々な情報を公開し価格も抑えた上で液晶がついている Steel Series Game DACが一番のおすすめです。