PlayStation4®:PS4でコンバーターが4月2日の規約変更で禁止になったらしいので調べてみた

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2019年4月2日のPSN規約変更で「コンバーターが禁止になったぞ!」と話題になっていた&たしか4月2日の改定は「予約キャンセル」とかだったと思うんだけど…ということで調べてみました。

Play Statiton Network 利用規約(PSN利用規約)第15版(2020年10月)

3.コミュニティー利用規約

3-1.コミュニティー行動規範とは?
コミュニティー行動規範は、PSNコミュニティーのご利用にあたってお客様に守っていただくルールです。お客様は、PSNのコミュニティーの規律の維持のため、分別ある常識的な行動をし、公序良俗に反する行為、詐欺行為、不正行為、ハッキングその他のいかなるPSNの不正利用も行わないようにしてください。また、マナーを守り、他のプレーヤーの権利を尊重してください。

(6) 非許諾ハードウェア・ソフトウェアを利用等する行為。
SIEから許諾されていないハードウェア(機能強化デバイス、コントローラ、アダプタ、電源ユニットその他の周辺機器等)やソフトウェア(PSNに関連するソフトウェア・機器に施されたセキュリティ機能または制限を回避するためのチートコードソフトウェア等)を使用、製作、頒布する行為、またはそのようなハードウェア・ソフトウェアを開発するためにPSNからデータを抜き取ったり使用したりする行為を含みます。

Play Statiton Network 利用規約(PSN利用規約)第15版(2020年10月)

【追記 2021/03】結構アクセスがあるので、上記、第15版を追加しておきます。序文でははなく「コミュニティー利用規約」へ項目が移動しています。

SNS等で広がっているのはPSN規約の“序文”の部分です。

本規約に合意するとお客様はPSNに関する使用条件その他の契約に服することとなります。またお客様は、直接的、間接的にPSNを(1)商用で使用したり(2)違法もしくは行動規範に反する使用を行ったり、または(3)当社、その親会社、関連会社、子会社、ライセンサー、プロバイダー、関係者および他のお客様を害する、またはその可能性のある使用を行ってはなりません。またお客様はPSNにアクセスまたはサービスを使用するために、許諾されないハードウェア(当社および当社の関連会社から許諾されていない機能強化デバイス、コントローラ、アダプタ、電源ユニットその他の周辺機器(以下「非許諾周辺機器」といいます。)を含む)およびソフトウェアを使用してはなりません。

“PlayStation Network”利用規約(PSN利用規約)第14版(2019年4月2日)

PSN規約序文の引用部分の黄色いアンダーラインマーカーに部分が該当するということ。この内容はSIE(SIE LLC)が認可してないハードウェア・ソフトウェアをPlayStation4®で利用したら規約違反になるよ。ということです。

この表記って前からあったよね?

調べてみました。

“PlayStation Network”利用規約(PSN利用規約)第13.0版(2018年5月8日)

本規約に合意するとお客様は”PSN”に関する使用条件その他の契約に服することとなります。またお客様は、直接的、間接的に”PSN”を(1)商用で使用したり(2)違法もしくは行動規範に反する使用を行ったり、または(3)SIE Inc、その親会社、関連会社、子会社、ライセンサー、プロバイダー、関係者および他のお客様を害する、またはその可能性のある使用を行ってはなりません。またお客様は”PSN”にアクセスまたはサービスを使用するために、許諾されないハードウェア(SIE IncおよびSIE Incの関連会社から許諾されていない機能強化デバイス、コントローラ、アダプタ、電源ユニットその他の周辺機器(以下「非許諾周辺機器」という)を含む)およびソフトウェアを使用してはなりません。

“PlayStation Network”利用規約(PSN利用規約)第13.0版(2018年5月8日)by web.archives.org

“PlayStation Network”利用規約(PSN利用規約)第5.0版(2011年1月25日)

本規約に合意するとお客様はPSN/Qriocityに関する使用条件その他の契約に服することとなります。またお客様は、直接的、間接的にPSN/Qriocityを(1)商用で使用したり(2)違法もしくは行動規範に反する使用を行ったり、または(3)SCE、その関連会社、子会社、ライセンサー、プロバイダー、関係者および他のお客様を害する、またはその可能性のある使用を行ってはなりません。またお客様はPSN/Qriocityにアクセスまたはサービスを使用するために、許諾されないハードウェア(SCEおよびSCEの関連会社から許諾されていない機能強化デバイス、コントローラ、アダプタ、電源ユニットその他の周辺機器(以下「非許諾周辺機器」という)を含む)およびソフトウェアを使用してはなりません。


“PlayStation Network”利用規約(PSN利用規約)第5.0版(2011年1月25日) by 魚拓

この記述、2011年からあります。まだソニーコンピュータエンタテインメントの時代から存在する序文です。ということは2011年からコンバーター等の非公認デバイスは規約的には禁止です。

ここまでは客観的事実です。

さて、結局のところマウスコンバーターはどれに当たるのか、というと許諾されないハードウェア(その他周辺機器)に該当すると思います。

PlayStation®4用システムソフトウェア使用許諾契約(第2.1版)
第2項(iv)システムソフトウェアをPS4の暗号化、セキュリティーまたは認証機能を回避または停止させるツールとともに使用すること

コンバーターは認証を回避するツール(ハードウェア)ということになり、PlayStation®4用システムソフトウェア使用許諾契約的には禁止です。

一部追記修正(2019年4月5日)

マウサー問題

この問題に関しては、当サイトと筆者の意見は使用するのは個人の自由の範囲内でありマウスでブンブン振り回したいのであればPCを買ってPC勢になってPCユーザー増加してほしいと思っています
PCに移行するには資金的な理由もありますし、PC勢ってガチ勢でしょ?みたいな風潮ありますが、ライト層も多いですし、そこまで高スペックでなくてもゲームは60FPS以上でできます。おすすめ!PCでゲーム!
正直PCでしかFPSしないので。。。コンバーター+マウス+アイムアシストなんてチートとほぼ変わりません。

マウス操作+エイムアシストは限りなく「ハードウェアチート」といっても過言ではありません。もちろん利用規約を違反する行為はダメです。

ただ、正直この規約見解がバラバラでありグレーの中のグレーであり、あとコントローラーの認証回避を特定する方法が本当に難しいんだと思います。

なぜ非公認デバイス市場があるのか

単に需要があるから
CSでマウス・キーボードを使いたい、PlayStation4®でXboxコントローラーを使いたいという一部の需要がある、でもサプライヤーからは出ない。出ても品質が悪いなんてのが存在するのが根本にあります。

一部ですが、障がいがあったり、指が健常者のように動かないといったことがある場合もあります。その場合PlayStation®は、そういうデバイスがないんですよね。もちろん本人の努力で通常のコントローラーでできるようになったりしますよね。それでも敷居が高いかもしれません。その人たち向けのデバイスとして非公認のものも少しは日の目を見ています。全てが悪ではないんです。

その点XboxではXbox Adaptive Controllerという障がいを持つプレイヤーのニーズを満たすデバイスが存在します。


Xbox Adaptive Controllerの紹介動画 by Microsoft

Xboxは公認キーボード・マウスをRazerから出したり、背面にパドルのあるエリートコントローラーを出したり、ユーザーの不公平感をなくすのはうまい。というかお金があれば解決できますよ。というスタイル。変に平等感を出さないのは好きです。

まとめ

結局、SNSで広がっている規約は以前からあったもの。今になって規則的には禁止になったわけではなく前から禁止である。ただ、見解がバラバラであるのが現状。

実際に、許諾取ったハードウェアだけでしかできないのであれば、USB系のオーディオデバイスやUSBドライブ、SSDなんてのはSIEの許諾を取っていない。市販されている大半のヘッドセットなんても許諾されないハードウェアになってしまう。制限をかけすぎてしまうと市場を自ら縮小させてしまうので正直サプライヤー側も自由にやらせているんじゃないかと思います。

コンバーターマウサー問題に関しては、運営サイドが回避不能のシステムを作り上げPAD以外使えなくしないかぎりは、永遠に討論されるのではないかなと思います。
まぁどっちみにパッドでもうまい人はうまいですし。CSマウスでも下手なヤツは下手です。

人間を強化する以外現状無い!

以上!

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