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今ごろ感!!Fractal Desgin Celsius+(フラクタルデザイン セルシウス+)をたまたま購入したので、レビュー!今回は280mm!!
当サイトでは簡易水冷という表現ではなくオールインワン水冷(AIO)と表現しています。同じ意味ですが、AIOの方がポピュラーな表現かと。でも簡易水冷って書いた方が文字打つ数は少ないんです。
Fractal Design Celsius+S28 をチェック!
箱は大きめ。280mmですからね。ちなみに360mmのオールインワン水冷とほぼ同じ。この手のAIOは大体箱から箱または収納箱が出てくる形の梱包が多いですね。地域によっては捨てにくいかもしれません。
段ボールの整形ケースがでてくるのは、オールインワン水冷の定番な方法。守らてる感が強く良い気がします。
ちなみに5年保証です。3年といわれていた寿命ものびのびです。国内も5年保証です。代理店はアスクさんなので故障対応も迅速です。
さて細かく見ていこうと思います。まずはファン。280mmのラジエーターなので、140mm×2のファンになります。風量が大きくて静かなのが特徴なのが140mmあまり回転させなくても冷えます。
そして、なぜOKマークのシールの色が違うのか謎です。ファンはFractal DesignのDynamic X2 GP-14 PWM(黒)になります。ケースファンにも利用していますが静かな製品。PrismになるとRGBに光るファンになります。今回は光らなくてもいいのでそのまま。
LGA1xxx、LGA20xx、AMD AM2~4、FMx、TR4に対応します。TR4はやや接地面積が足りない気もしませんが冷えなくはないです。TR4ならbe quiteのDark Rokc PRO TR4を使うかな…
AsetekのOEMは、ロック式のヘッドを採用しているのでAMD→Intel、Intel→AMDとなっていても簡単に移行できるので、非常に好き。
ケーブルクリップもついてくるので、ケーブルが邪魔だよ!ともなりにくいですね。また、Fractal Designのオールインワン水冷の特徴としては、ラジエーター側にファンハブがついている点。ポイントが高い点です。今回からRGB用の端子付きになりました。全部4ピン制御。PWMも可能です。ただファンとポンプで別々の制御ができるわけではないのでご注意ください。全部同じ。
もしポンプとファンを別々に制御したい場合は、ファンだけマザーボードからとる手もあります。
ヘッド部分は、サーマルペースト付き。銅面です。これに関してはニッケルメッキをかけているのがいいのか正解は解りません。正直あまり変わらないというのがDIY水冷もしてる人間としての意見ですかね。結局ラジエーターの容量に左右される。
サーマルペーストは、いつも剥がしてMX-4だったりよく使うグリスを使いますがこのままで十分冷えます。
ラジエーターのフィン幅もアルミのラジエーターでは標準的ですね。銅製と比較すると冷えないといわれていますが常に冷たい風が当たっている場合はアルミはよく冷えます。ただ周りの影響を受けやすいのが玉に瑕。
性能を比較 vs Noctua NH-D15
今回比較したのは、タワー型空冷最強と言って過言ではないNoctua NH-D15。ファンは前後に装着しています。
比較環境
CPU | Intel Core i9 10850k(定格) |
マザーボード | MSI Z490 Unify |
GPU | MSI RTX3080 Gaming X Trio |
ケース | Fractal Design Define 7 |
ケースファン | Fractal Desing GP-14 |
ラジエーターの配置は、フロントから吸気するタイプ。Celsius+の説明書には、こうやって付けたらいいよっていうのが書いてます。正直一番左上は冷えますが、PCケース内の温度の影響を受けやすいのでアルミは微妙では?と思います。GPU水冷化しているのであれば話は別ですが…
オープンケースでやらない理由は、実際の環境と異なることが多いから、単体の性能を比較することは安易ですが、ケースに入れることが大多数ですよね?あくまで実際の仕様を想定した実証実験。
重めのゲーム「Microsoft Flight Simmulator」で関西国際空港~羽田空港を飛ばしてます。約1時間半ほどのフライトなのでちょうどゲームしてという環境に近いですね。
Noctua NH-D15 | Fractal Design Celsius+ 280mm | ||
---|---|---|---|
環境 | 室温 | 24℃ | 25℃ |
湿度 | 42% | 35% | |
CPU | 最小 | 47℃ | 39℃ |
最大 | 75℃ | 65℃ | |
平均 | 60℃ | 54.6℃ | |
GPU | 最小 | 44℃ | 44℃ |
最大 | 68℃ | 69℃ | |
平均 | 65℃ | 62℃ | |
MOS | 最小 | 55℃ | 49.5℃ |
最大 | 56.5℃ | 62.5℃ | |
平均 | 56℃ | 60℃ |
CPUの冷却性能は、280mmの水冷に軍配が上がりますね。この辺は、やはり常に室温で冷却できるポジションに置いてあるので優位ですね。
タワー型クーラーに比べるとMOS周辺の風のが発生しないからか、冷えは悪いですね。ただ、Z490世代の電源回路周辺冷却はファンがついていたりするのであまり気にするレベルではないと思います。
AMD環境だと…
AMDだとひっかけるタイプの装着パーツになります(Asetek系はほぼすべて)
しっかりつけないと、CPUとの接触面が維持できずに高温になりがちです。なんどか筆者はやらかしたことがあります(接触具合がよくわからない)
IntelだろうがAMDだろうが冷えるのは冷えます。
ケースの負圧・正圧のバランス
空冷のPCを組むのが好きな人間としては「負圧」で組むことを推奨します。
「負圧」ってなんやねんってことなのですが、排出用のファンを多めにして温かい熱をどんどん排出させて、フレッシュエアを穴という穴から入れていくという形。
最近話題の、「換気能力」と似たような仕組みですね。
可能な限りファンを同じ数にすることで常時循環が可能になります。(同じ数にしなくてもOKですが…)
どこから空気を入れるか…というのが色々あるので、それはまとめて別記事で紹介しようと思います(執筆時準備中)
Fractal Design Celsius+ まとめ
第6世代Asetekヘッドを採用した、オールインワン水冷(通称:簡易水冷)、280mmは良く冷えますね。
360mmと悩む方も多いと思いますが、個人的には280mmでいいと思います。360/280は、排熱のカロリー数は10%ほどの差しかなく、低回転で風量を出せる140mmファンの恩恵の方が個人的には大きいと感じます。静かですしね。
また、Fracal Design Celsius+シリーズは、PWM制御可能。BIOS側で制御可能です(NZXTやCorsairもできなくはありません)。常駐アプリケーションがいらないのはとても良い!(常駐アプリ嫌い人間&NZXT CAMやiCueはあまり…)
タワー型空冷とオールイワン水冷で悩んでいる方…
自分が、メンテとかめんどくさいし1年に1回もケース開けないよ→タワー型空冷
メンテ大好き!月に1回はPCケース開けちゃう!パーツ交換しちゃう、見てかっこいい光るPCがいい→オールインワン水冷
そんな感じです。RTX3080が暑すぎて、NH-D15があっちっちだったので、Fractal Design Celsius+280mmを購入してみましたが、結論暑いのはそのまま暑いですが、満足感は高めです。
CPU周辺がすっきりするので、まぁいいかな!最近は熱源としてはGPU>>>CPUな気がします。可能な限りGPUにフレッシュな空気を入れられるようにケースファンの配置をしてあげた方がいいと思います。とにかく排出!
ちなみにM.2の温度は下がりました。