【レビュー】オーディオテクニカ ATH-G1 オーディオテクニカのゲーミングヘッドセット!

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オーディオ担当になったLukです。今回は、日本オーディオメーカーのオーディオテクニカ ATH-G1を自腹(会社のお金)で買ってレビュー!日本のオーディオメーカーがゲーミングオーディオジャンルに本格参入してきているのは非常に気になっていました。

オーディオテクニカのゲーミングシリーズは、全部で3種類。開放型のATH-PDG1a、密閉型優先のATH-G1、密閉型ワイヤレスのATH-G1 WLです。過去にはATH-PG1という製品もありました。

スペックから見るオーディオテクニカ ATH-G1

ヘッドホン部分

型式 密閉型(オーバーイヤー?)
ドライバー 45mm
出力音圧レベル 101dB/mW
再生周波数帯域 5-40.000Hz
インピーダンス 45Ω

マイク部分

型式 コンデンサー型
指向特性 スーパーカーディオイド
感度 -43dB(0dB=1V/Pa, 1kHz)
周波数帯域 30-20.000Hz

注目してもらいたい個所は赤文字、注意してほしいのは青文字で書いています。

オーディオテクニカ ATH-G1はゲーミングヘッドセットなのに、再生出力数40kHz対応。40kHzは、ハイレゾ対応ということでいいと思います。ゲーミングヘッドセットは複数レビューさせていただいていますが40kHz対応なのはSteel Series Arctirs PROくらい。人気のメーカーであるLogicoolやゼンハイザーにはない特徴です。

ただし、注意が必要なのは、インピーダンスが一般的なゲーミングヘッドセットに比べて高いことです。過去のゼンハイザー Game ONEに近いですね。PlayStation4ユーザーだとインピーダンスが高いため音が小さく聞こえたりする可能でがあります。その際はSteel Series Game DACやCreative Sound Blasetr X3といったオーディオDACを通しましょう。ASTRO Mix AMP PROでもOKですが、高インピーダンス対応&ハイレゾ対応ということであればSteel Series Game DAC一択になります。

ハイレゾ対応
ハイインピーダンス対応

マイクは、スーパーカーディオイド。
スーパーカーディオイドというのは、カーディオイド型よりもピックアップ角度が狭いため、限られた部分しかピックアップしません。ただしマイク背面の感度が高いためカーディオイドに比べてやや、マイク向かい側も音を拾ってしまいます。小さいマイクなのでやや籠って聞こえることがありますが、位置調整でだいぶ良くなります。

※画像は参考

写真でみるオーディオテクニカ ATH-G1

化粧箱はオーディオテクニカを購入したことある方なら解るとおもいますが、非常に簡易的なものです。ゲーミングだからとこだわらず、オーディオテクニカです!という印象です。

イヤー部分(エンクロージャー)は、稼働方式。ヘッドバンドに柔軟性が必要ではないタイプです。オーディオテクニカらしい装着感が嫌な感じがしない、モニターヘッドホンとほぼ同じ感じに仕上げています。

ゲーミング用途で利用する方が気になるのは、おそらくこの配線むき出しだと思いますが、このむき出しはリケーブルしやすいので個人的には好みです。人によってはこの配線を引っ掛けてしまって断線してしまう場合があるかもしれませんね。

ヘッドバンド部分はメタル+ヘッドパッド(頭に触れる部分)は取り換えができるようにネジで止められています。修繕部品としての販売もあります(400円 税抜)

メイン線は取り外せると思ってましたが、取り外せません。この辺りがリケーブルできないのが不満です。またオーディオテクニカ公式サイトには「屋外でヘッドホンとして使用可能」と書いてますが………ケーブル2mもあるから邪魔…あと無線に慣れてしまうとおそらくこれじゃなくていい。通常のオーディオ用として利用するのはスペック的にも不満はありません。

まとめ~3ヶ月利用して~

実は購入して3ヶ月ほどたっているのですが、現状不満はありません。

購入時から側圧も弱めで頭が痛いということはありませんでした。

どのヘッドセットよりも軽く(250g)感じ音質はオーディオテクニカらしく「フラット」足音といった低音を強調したい人であれば、Logicoolやゼンハイザー、ASTROといった低音強めのヘッドセットを購入することをお薦めします。全体的に鮮明に聞くことができるのが、ATH-G1ですね。変な低音の反響もなく、定位感に関してはも抜群。

マイク性能は、ものは良いが「スーパーカーディオイド」の特性を理解する必要があり、マイクムーブの位置を自分の口周辺(特に口角あたりへ)に位置する必要があります。

ゲーミングジャンルでは後発組といってもいいですが、ONKYOのSHIDOといった国内オーディオメーカーが企画・製造するものはやはり良いと感じます。通常日本メーカーフィルターがかかるのですが、それを抜きにしても、オーディオテクニカのATH-G1は物が良く、老舗音響メーカーの実力は本当に良いです。

良い点◎

  • 軽量250g
  • ハイレゾ出力も対応可能(40kHz)
  • マイク性能 ○
  • 補修部品も安い&手に入りやすい
  • 定位感 ◎

悪い点 △

  • 価格が高い(2万円前後)
  • 耳が大きい人だとオンイヤーになってしまう(超福耳の人に限る)
  • PlayStation4といったコンシューマー機直刺しだと入出力不足になる可能性がある
  • 外観がゲーミングゲーミングしてない

かなりオススメ。国内メーカーで探している人は当記事執筆時は唯一の選択肢となります。音響メーカーなのでやはり良いですね。45mmドライバーも申し分ない。PCアクセサリーメーカーが軒並みシェアを取っていますが非常にオススメ品です。開放型がいい人は、開放型向けに準備されてるのもGOODですね!

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追記:2020年4月7日

少し気になる部分があります。それはコードの擦れる音がヘッドセットに伝わることがきになります。使えば使うほど軋み音が聞こえるようになってきました。オーディオテクニカの製品は、擦れの音とか聞こえる仕様が多い気がするので、こんなものかな~?と思って利用しています。気になる方はチェック項目としていただければと思います。

ヘッドセットの選び方。

頭の形は人それぞれ違い、耳の聞こえる範囲も年齢や今ままでの経験などで異なります。本来であれば店舗に行って装着した上での購入をオススメしますが、それが厳しい場合似たモデルを装着することで解決します。特に音響メーカーであればオーディオ向けをトレースした製品も多いため試着が可能です。ぜひ試着してみてください。近くに店舗がある場合はぜひ店舗に行って試してみてくださいね。

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