オンキヨー初のゲーミングデバイス「SHIDO:001」と「SHIDO:002」をレビュー!

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 オンキヨー&パイオニア初のゲーミングブランド「SHIDO」が先行販売である CAMPFIRE によるクラウドファンディング開始から数ヶ月…8月末に到着しました。SNS等でも様々な広報活動をしていたこの製品…期待値は高め!早速見ていきましょう!

SHIDO:001 、 SHIDO:002の仕様

 完全な仕様はまだ発表されておらずCAMPFIRE等の活動報告やSNSでの発表、説明書・化粧箱等での情報となります。

SHIDO:001

SHIDO:001
形式密閉型
重量305g
ドライバー径50mm
周波数特性10Hz~28kHz
インピーダンス32Ω
マイク仕様単一指向性ECMムーブマイク
サイズ:10mmくらい
周波数特性:100Hz-10kHz
S/Nレシオ:≧55dB
感度@1kHz:44±3dB
要件3.5mmジャックにて接続可能
価格一般市場価格不明
その他特記事項速乾性ファブリックイヤーパッド
イヤーパッドは形状記憶素材&冷却パッド

SHIDO:002

SHIDO:002

 表形式でなく特徴を述べていきます。

  • 5種類のEQが設定
  • ゲーム音とチャット音声のバランス調整可能
  • PCとコンシューマ機対応
  • Waves 7.1ch オーディオテクノロジー搭載

開封っ!

 今回は仕様に関してのコメントは後ほど…早速開封してみていきましょう!

 化粧箱はカッコイイ。これは001と002の化粧箱で、箱を開けるとそれぞれの箱がでてきます。

SHIDO:002化粧箱

 SHIDO:002の化粧箱はコンパクト。かなりシンプルな構成。よくあるゲーム関係製品だとパッケージに製品の写真が印刷されていますが、ちょっと違う感じ。

SHIDO:002化粧箱、開封

 SHIDO:002を本体を取り出すときに手こずったのは秘密です。壊れないようにしっかり固定されています。ケーブル類が奥に収納されていました。

 本命であるSHIDO:001をチェック。SHIDO:002と違いがっちり固定ではなく優しく固定されている「KILL YOUR HEROES」の文字が基本的にはありますが、「ヒーローを殺せ」という意味なのか「ヒーローを静めろ」的な意味なのかは不明です。

SHIDO:001の各部をチェック

 イヤーカップは大きめで、成人男性が使用しても耳をすべて包んでくれます。ゴールドの部分は金属ではなくプラスチック製。ヘアバンド以外は基本はプラスチックを多様しているようです。またファブリック素材はスポーツ等で利用する素材みたいですね。

SHIDO:001 付属ケーブル

 付属ケーブルは3極のボリューム調整、マイクON/OFF機能付きのメッシュタイプケーブル。音量調整ダイヤルはクリック感や抵抗がないタイプのため服等に引っかかると音量が変わります。基本はこのボリューム調整ダイヤルで音を調整する感じです。

 マイクの全長は端子から約10cm。割と長めの設定で日本人であれば口の前くらいにマイクが来る仕様ではないでしょうか。ただこのマイクが曲者なんですね…

SHIDO:002各部をチェック

 左から順番にイコライザー・マスターボリューム・ボイスチャットダイヤル・右上はWaves 7.1ch ON/OFFスイッチ。PCとの接続はUSB-Cケーブルを利用。Type A変換ケーブルが付属しますのでType-CがないPCやPS4なんてのも問題なく動作します。PS4などでgame/voiceの設定が変更できるかは未確認です。

SHIDO:001の所感

 側圧は低めのONKYOらしい軽量ヘッドホンです。長時間仕様を考慮しているのか割と広めの設計。またイヤーパッドも冷感素材だったりファブリックだったりと、長時間着用することを想定していますね。

 音に関しては、近いといえば…ゼンハイザーのゲーミングヘッドセットかな…?どちらかというとクリアでフラットな印象を受ける音質です。他社ゲーミングヘッドセットのドンシャリ系とは少し違う落ち着いた音ではあります。

SHIDO:002の所感

 基本的に、オンキヨーはハードはいいが、ソフトが苦手です。まさにソレといってもいいUSB DACです。今の所AMD系CPUだと3台で確認していますが、認識はするも音がでない→USBの抜き差しで音が出るとかPC再起動で音が出るとか…やや不便な一面がありました。

 イコライザーに関しては、CAMPFIREの活動報告にてどのように特徴があるかレポートがあがっています。レポートに様々な記載があり、「劇的に音の変化が行われるものでない」と記載があり、筆者を含め当サイトの運営者たちも「ソレで良いと思う」と思っており、劇的に音を変化させないのは賛成です。音を大幅に変化させたい方は、MIX AMP PROといったUSB DACの購入をオススメします。あくまでSHIDO:002ではシーン別の味付けを行っておりベースの音の素材を壊していない点が非常に良いです。

 ただ、ゲームによって音の特徴がことなるのでこの手のプリセットはある程度ユーザーにいじらせる事が必要なのではないかな?って思います。音に関して皆が皆同じ音を聞き取れるわけではないので…ニッチな感じに仕上がった印象を受けます

SHIDO:002の新ファームウェアが公開されました。Waves 7.1chやマイク入力ゲインやらが変更されているようです。PCでしかできません。注意点としては一度完全にSHIDO:002を取り外してからでなければファームウェアインストーラーが製品を認識しません。

追記:2019年11月8日

SHIDO:001/002これが駄目

 このマイクが悪いのかヘッドセットのマイクが悪いのか…USB DACが悪いのかわかりませんが、若干ですがヘッドセット側から出力している音を拾います。そうヘッドセットは密閉型なのに音を拾うのはオカシイでしょ?

 いくつかSNSで上がっているのを確認したのですが、ソレは極端じゃない?みたいなところがありました。たしかにソレを再現するには極端な状態にしないと無理よ?…ただ、ヘッドセットから出力されている音量の-30dB ~ -40dBできっちりマイクが音を拾っているor再生しています笑。この環境は音楽を再生しているときに起こりやすく、通常ゲーム時ではあまり起きないというか気にならないレベルですけどね。仕様だったらそういう設定を行って使うまでです。ただこのUSB DACマイクの感度設定ができない!

 マイクムーブ自体が長いのにゲインがやや高い設定になっているのか息やクーラーの風などもよく集音することを確認しています。感度が低いというよりは感度が高すぎるが人間の声の帯域がちゃんと取れていない印象です。それはゲインが小さいというべきなのか…誰か…大人の人ーーーー!!

音を拾うのはヘッドセットとマイクの仕組み上の問題じゃないかと思っています。どのヘッドセットでも、マイクがヘッドホンの音を拾うのは仕方ない範囲内があり。-30dBであれば問題ない範囲だと思います。相手にPC等で再生している音が聞こえるくらいには音を拾うわけではないので許容範囲だと思います。

 一応、ポップノイズ対策に風防(ウインドスクリーン)をつけてみました。多少、息等の集音は防ぐことはできましたが、まぁ…あったら良いかなという感じ。できればこれ純正でつけて欲しいなーって思います。風防は内径8mmですっぽり、5mmだと気合と根性で装着する必要があります。

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 先程もお話したとおりソフト面が苦手な印象のメーカーですので、こういうマイナートラブルはあります。そして気にしません。あーつかないね!ジャーちょっと時間置くか…ポチ、あっついた。みたいな感じです。このへんのソフトの面はアップデート等が行われるでしょうから…そのうち解消するのではないでしょうか。

SHIDO:001/002 まとめ

 やはり老舗メーカーであるがゆえにヘッドホンとしての性能は問題なし。音の歪み等も少なくクリアな印象をうけます。また海外製ヘッドセットによくある側圧強すぎ問題もなく、ONKYOのヘッドホンらしい側圧低めの軽い装着感。さすが音響メーカーだなと。そしてケーブル類はしっかりしている。

ソフト面やマイクといった面に課題はあるものの、まだまだ一般販売時期は未発表とのことなので販売までには修正を行っていくことを期待しましょう。というか特にマイク関係は修正しないと音拾う!音帰ってきてる!ってなっちゃうんで早急に対応したほうがいいと思います

 それと…おそらくCAMPFIRE系の初期モノが初めてな方も多数いる印象を受ける今回のSHIDOヘッドセット…初回品&初期ロットって不具合起きてなんぼなので気長にメーカーにコンタクトして対策を聞いたり対策品に交換してもらったりすることが一番良いです。SNSであーだこーだ騒いだところで自分に帰ってくる答えは現状少ないので…

以上、先行販売!SHIDO:001/002ヘッドセットレビュー!でした。