「Fosi Audio DAC-Q4」6000円以下で変えるコストパフォーマンスが良いゲームにも使えるDAC【レビュー】

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今まで使っていたDACが故障してしまい修理に結構な期間がかかることがわかり、1万円以下で購入できる製品を探していたら出会ったのが「Fosi Audio DAC-Q4」

俗に言う大陸系オーディオガジェットなのですが、この製品「コストパフォーマンス」に優れています。

Fosi Audio DAC-Q4の仕様と外観

仕様

周波数特性20Hz-20KHz(±3dB)
入力USB
光デジタル端子(オプティカル)
コアキシャル(同軸デジタル端子)
出力RCA
3.5mm ヘッドフォンジャック
入力電圧DC 5V(Micro-USB)
SN比≧105dB
THD≦ 0.01%
入力サンプリングレートUSB(PC)96k/24Bit
光デジタル端子、コアキシャル 192k/24Bit
最大出力値100mW 320Ω
ヘッドフォン 16-200Ω
付属品Micro USBケーブル(電源用)
PC-USBケーブル
光デジタルケーブル(光角形)
マニュアル(英語)
販売価格¥5999(Amazon.co.jp調べ)
大まかな接続方法
付属するケーブル類。USBはオーディオ用と書いてましたが・・・(真相不明)

外観

正面
上面

小さい横長な金属の筐体で包まれた長方形。細かく計測してはいませんが、縦70mm横100m高さ35mmくらいです。コンパクトな形状をしています。

フロントスイッチ部分

フロントスイッチ部分は左から、入力切替(USB/OPT/COA)、3.5mmヘッドフォンジャック、BASS(低音)、TREBLE(高音)、音量の順です。

BASS/TREBLEはクリック感のあるノブになっており、音量調整はスイッチ兼用でON/OFFのスイッチ以外はクリック感がないノブになっています。

Fosi Audio DAC-Q4は、フロント部分に低音、高音の調整ノブがついており専用のソフトも何もいりません。ただソフトフェア制御ではないので細かく0.1単位で調整はできませんが、その場ですぐに調整ができるのも良い。細かく調整もしないです。

写真ではどこにポジション線があるかわかりにくいですが、普段使いだとよく見えます。

背面

電源はDC5V(MicroUSB)が必須です。安定して電源供給が必要になります。複数あるUSBチャージャーではなく単体でコンセントから電源をとりましょう。

背面のAUDIO OUTはRCA(赤・白)端子。ヘッドフォンを刺すとこちらは排他利用になっており自動で出力しなくなります。

入力はコアキシャル・光デジタル、USBになっておりわたし的には「光デジタルは必要」最近の製品はUSBでも音が良いのがでますが、1万円、2万円を切る価格帯のUSB-DACは192k/24Bitにならないものもあり、USBのノイズが気になるので可能な限り光デジタル端子はあった方が嬉しい。

最近のPCマザーボード、ESS DACがついているものも多く、光デジタル端子で接続するとNahmicで制御した音をそのままDACへ出力できてその上でDACで解像度をあげるみたいなこともできるのがとても良い。

音について

音に関しては好みがありますので、一概に言えないことをお伝えします。

どちらかというとヘッドフォン向け。ノイズは少ない(と感じる)

手元でBass(低音)とTreble(高音)の調整ができるのが良い

音楽

J-PopやHip-Hopなどは、Bassを少し強めに、10時〜11時方向へ、Trebleを8時方向にするといい感じでした。JazzもBassを強めに。

クラシックやピアノ、高音が得意な女性歌手の場合、Trebleを9時方向へ少しずつあげて好みの音量に調整。Bassは切っちゃってもいいかな?好みかと思います。

ゲームとか

「Escape from Tarkov」や「Rainbow Six Seage」といった細かな音が重要なゲームには音の解像度が上がるので、何もいじらずとも聞こえる領域が増えてきます。

それに加えて、Bassを10時30分くらい、Trebleを8時30分くらいにすると「カサッカサッ」という音がよく聞こえるようになりました。

Escape from Tarkovの場合、マップによって音の特性が変わるので、その場で調整することもできるのは音を味方にすることができるのではないでしょうか。

PS4/5、Xboxなどでの動作

外部電源が必要なUSBアンプ扱いになります。USBだとヘッドフォンアンプ表示、光りデジタル端子だとHDMIによる分配器(以下のリンクのような製品)が必要ですが、問題なく動作します。

ただし音声入力等はありませんので、すこす不便かなー?と思います。

Fosi Audio DAC-Q4 まとめ

*オーディオのレーダーチャートは執筆時現在選定中ですが参考までに

6000円以内、大まかな低音、高音の手元での調整機能付き、大きな期待をせずに購入したからこそ、コストパフォーマンス良いなと思える製品です。なので、上位の製品と比較してはいけません(ifiとかonkyoとか色々)

ちなみにFosi Audio DAC-Q4とほぼ同じ外観の製品があります。おそらく工場(OEM)が同じだとおもいます。ということは性能もほぼ同じだと思います。中身を同じにすることで安く作れるのはいいことですね。

Fosi AudioにはBluetoothモデルも出てますが、技適大丈夫かなー?と言うところで購入していません。外観には技適マークついてないので、分解したら基盤についている可能性はありますがどうなんでしょうか?

『音』に関する製品は、青天井でお金をかければかけるほど満足感は増していきます。どの辺で妥協するか…重要です。

AKM(旭化成マイクロシステム)の火災の影響で、オーディオ関係に限りませんが、特にAKMチップを採用していたオーディオDAC類は品不足。だいたいAKMの製品を使ってるDACは良い&コストパフォーマンスいいものが多いんですよね。早い段階での復旧を願っています。

ちなみに壊れたので、ifi ZEN DAC…5万円のDACとかに比べるとめちゃくちゃコストパフォーマンスいい製品なのですが、光デジタル入力がないんですよね。そこが一番の不満点です。ZEN CANも考えたんですが、なんで光デジタル端子ないんですかね…心の声でした。