【レビュー】黒すぎ!超低反射塗料「黒色無双」を塗ってみた。

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巷で話題の超低反射塗料「黒色無双」を買ってみたので塗ってみることにしました。

「黒色無双」の買い方と概要

黒色無双」は、Amazon.co.jpで販売しています。ある日突然現れ、売り切れるというのを繰り返していましたが今は落ち着いていますね。

販売元である「光陽オリエントジャパン株式会社」は、カメラの交換用レンズといった精密プラスチック&ゴム・プレス成形を行っていたりする会社。交換用レンズは筒内部で光の反射を起こしフレアなどを起こさないように加工する技術がある会社さんです。

レンズフード内部の無反射植毛布キットなども販売しています。

黒色無双みて・塗ってみる

容量は100ml/2500円送料込み。安いか高いかは人次第というプライス。塗料としては高価です。Black3.0が150ml/約3500円送料含まずなので、安いほうではあります。

この手の特殊塗料は使用用途が特殊であるがゆえ、需要と供給・高度な技術(?)で値段が高いですね。といっても高いだけの価値がある製品です。(Black3.0の記事はKoProサイトへ→https://www.ko-pro.tech/190516/

使用上の注意

  • マスク・手袋・眼鏡などの保護具を着用し、できるだけ皮膚に触れないようにする
  • 温度が5℃以下、湿度85%以上では塗装しない
  • 子どもの手の届かないところに保管する
  • 消防法→該当しない
  • 有機則※1→該当しない
  • 有毒性あり

※1有機則…有機溶剤中毒予防規則のことで、有機溶剤を使用するときに換気や測定をしないといけませんよっていう労働安全衛生法に関する規則です。

有毒性がありますが、合成樹脂塗料なので飲んだりしたらダメです。当たり前。

塗ってみる

プラスチックでいいものないかなと思って見たら、ありました。キーキャップ。当サイトで頻繁にレビューを掲載しているキーボードシリーズです。

筆もなかったので筆も買ってきました。エアブラシはさすがに日常で使わないので買わず…今回は筆塗りで行こうと思います。

キートップに塗ってみる。これ塗り方おかしいと思うのですがべったり塗ってみてどうかなってやってます。本来であれば薄くベタにならない程度で重ね塗りをしていくべきなのでしょう。

もう1個も塗っていく。これは2回目。すでにキートップ部分のみ塗ったのは乾燥しはじめています。水性塗料って結構すぐ乾燥するんですね。

他にも塗ってみようと思い、わかりやすいように刻印があるキーキャップを準備しました。このキーキャップの素材はPBTです。マスキングテープも専用の物がなかったので駅名書いているシリーズマスキングテープ(鹿児島市電×マルヤガーデンズ×ロフトの限定製品…いただきもの…)

乾燥中

合計3回重ね塗りをしました。

結果…

めっちゃ黒い!

ちなみに、このキャップ類の直上にはLEDのデスクライトがあり500 luxで常に照らしてくれるシステムを導入しています。光吸収率ハンパナーイ。

黒色無双:論

用途が特殊なゆえに使う人は限られると思いますが、類似製品であるBlack3.0よりも黒く。ターナー色彩株式会社の #1 暗黒ブラック アクリル絵の具となかなかいい勝負だと思います。

今回は手元にターナーブラックがなかったので比較ができなかったのですが、おそらくほとんど同じかそれ以上かもしれません。

黒色無双も、暗黒ブラックもですが、塗面が非常に脆いもろいので塗布後は原則「触らない」「ゆがませない」「水にぬれない」「傷つけない」など注意が必要です。

PCユーザーとして利用するなら、モニターの段差部分や以前レビューしたBenQ XL25系(レビュー記事はこちら)に付属するサイドパネルなどに有効です。ほぼ反射しないですからね。映り込みは皆無になります。塗るときは液晶部分にマスキングテープを忘れずに!!

ちなみに、車などには使わないほうがいいと思います。吸光塗料なので…車だとマットブラックくらいが美しいと思います。

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光陽オリエントジャパン㈱