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巷で最近話題のキーボード『Filco Majestouch Stingray』を1ヵ月使用!もちろん今回も提供ではなく自腹レビューです。
筆者であるわたくし、キーボードを作るのが好きでして。管理人から「予算度外視で好きなキーボード俺に作って」と言われたときに素材だけで5万円以上かけたら怒られました。Space 65 + POM Key Switch + GMKするとそれくらいになります。
さて、さっそく要所を見ていこうと思います。
Filco Majestouch Stingray TKL NINJA
今回購入したのは、Majestouch Stingray のテンキーレス・英語配列(ASCII)・トップ無刻印前面印字(NINJA)です。
基本的に私は私用&使用するキーボードはUS配列(ASCII規格)が多く、オリジナルキーボードも作る際も基盤がASCII規格になっていることが多い故かあまりJIS規格を購入することがありません。
Cherry社製のロープロファイルキースイッチを採用。Windowsハードウェア認証プログラムの認定商品のためWindows10で何も心配することなく使用できます。
最近の新興キーボードメーカーは、Mac/Windows両対応を謳った製品が多いですが、MajestouchはWindowsに最適化しています。
プラスチックのキーカバーが付属。使わないときは上に置くことができます。筆者は箱と一緒に保管済み。一度出してしまうと使わないとわかった時点で箱に戻しちゃいますからね。
付属品を見ると、あ・・・割と高めのキーボードなんだと理解。
当製品の特長である「低背キーボード」ですが、ファンクションキー(F1,F2,F3…)のレーンは、ほぼ通常のメカニカルキーボードと大差はないですが、最終レーン(スペースキー)がある部分は、およそ5mmほど低くなっており、メカニカルキーボード独特の背高感を感じさせません。
なぜ、ロープロファイル?
ここ最近、ロープロファイルの製品がちらほらとでてきています。なぜ?というのが、最近主流であるメンブレンキーボードが薄型になっているからだと推測しています。
Microsoftのサーフェイスキーボードですが、(insertとバックスペースが近すぎて使いづらい)、スペースバーまでの高さは1cmくらい薄く軽量です。ただキータッチなどはやはり物足りなさを感じます。
通常のメカニカルスイッチとロープロファイルでは高さがことなります。上の赤い線がスイッチのトップ部分。キーキャップ(Cherry/OEM互換)だと約5mm程度低くなります。
スピードシルバースイッチに関してはトータルトラベルはさほど差はないのですね。ロープロファイルのシルバーとレッドは0.2mmしか接点がかわらないので、さほどどちらがというのは無い気がします。
触れたら反応するレベルで反応速度が欲しい人は、ロープロファイルシルバーが良い。
その他
底部には計4か所にゴムが設置されています。厚めで音が机に響かないようになっていますね。
キータイプサウンドについて
静かなほうだけど、『静』ではない。
言葉で表すと「カタカタカタカタカタ」というタイプ。至って普通の赤軸サウンドです。静かなオフィスで使えるか?それは難しいかもしれない。
他にもリアルフォースや、Gateron赤軸などと比較すると普通のメカニカルキーボード赤軸サウンドです。
スペースやEnterキーといった長尺キーはCostar方式※1を採用。時間がたってくるとオイルを塗る必要がありそうです。
それと1点。スペースの音は正直良くないです。カチャカチャカチャカチャとなんだか少し安っぽい音を奏でます。対策方法を模索中です。対策が解りましたので別記事にて公開予定です。
※1…Costar方式はバネ(金属のスタビライザー)が、キー側に出ているタイプです。音がよく出るのはこれが原因ではなく、主にスタビライザーを支えている土台に難があります。これの改善方法は別記事にて発表予定です。
まとめ
総合評価としては、メカニカルキーボードとして優等生。特殊な機能という機能はないですが、優等生です。
Majestouch Stingrayはこういう人におすすめ
- PCではゲームだけではなくタイピングも行う人
- 日本メーカー使いたい ←(‘ω’)ノ
- 新しいスイッチを使ってみたい。
- メンブレンキーボードからの買い替え
- 光らなくていい
Majestouch Stingray合わない人
- RGB必須
- いろんなキーキャップ変えたい派(CherryMX互換のつけれるものもありますが、つかない製品のほうが多いです)
- アルミ筐体がいい
- カタカタ音をさせたくない
キータイピングに関してはメカニカルキーボード。FILCO製品は総合的にいえるのですがタイピング重視で筐体が強いです。アルミのスイッチ露出フレーム比べると音もカタカタ響かないうえに強く押しても大丈夫。
本当にめちゃ優等生キーボードです。
ダイヤテックさん、Stingray用キーキャップだしてくださいGB(共同購買)でもいいから!
以上。Filco Majestouch Stingray TKL Ninjaのレビューでした。
思慮分別:スピード軸や最速入力などの表記について
ここの枠は、筆者個人が少し思っているキーボードの紹介についてです。
筆者は「最速入力は人による」というのが答えです。
スピードシルバー軸は電子接点が浅いところにあり、キーを押してからすぐに反応するということを表現しています。たしかに押し始めてから反応するまでは1.2㎜最速かもしれません。
この押し込み、ゲームのように常にキーに触れている部分、力の関係で浅く押している状態が続く人もいます。その際シルバー軸のように反応スピードが速いと誤爆する可能性があります。
おすすめのメカニカルキーボードは人によって違います。ただ今回レビューしたロープロファイル赤軸に関しては少し触れていてもすぐに反応するわけではないので浅くキーに指を置いてる派の人にとってのゲーミングとしても難なく利用できます。
「至高は黒軸」ということも聞きますが、強くキーを押してしまう人は黒軸がおすすめです。押し込み60cNなうえに、キーを離したら60cNで反発すると考えてもいいです。ある意味「高速」でしょ?
Apex Proやwooting oneなどの磁気ホール系、Razer Huntsmanなどの光学系などがスピードは速いけど戻りは…バランス取れてるのかなと考えたり。
キーボードは沼です。