当サイトはWEB広告を掲載しております。
ロジクールから、ProXヘッドセットがついに出た!私の大好きなBlueMicrophoneのテクノロジーを利用したヘッドセットがついに!
Logitech(日本での会社名ロジクール)が、アメリカのマイクロフォンメーカーである Blue を約130億円で買収したのは2019年7月30日。買収完了が8月末といわれています。Blueの技術を使ったヘッドセットが出るのかな?と思っていた矢先、早速出てきて驚きを隠せません。おそらく買収発表の前から連携状態ではなかったのかな?と思っています。連携している中で「じゃーうち買い取ってくれる?」みたいな話はよくある話なんですよね。
では、早速ロジクール Pro X ヘッドセットの詳細を見ていきましょう。
ロジクール Pro X ゲーミングヘッドセット仕様
形式 | 密閉型 |
重量 | 320g(ケーブル重量を除く) |
ドライバー径 | 50mm |
マグネット | ネオジウム |
周波数特性 | 20㎐~20kHz |
インピーダンス | 35Ω |
マイク仕様 | エレクトレットコンデンサー式 単一指向性(カーディオイド) サイズ:6mm 周波数特性:100Hz~10kHz |
要件 | Windows7以降 USB外付けサウンドーカード付属 |
価格 | 約18,000円(市場販売価格) |
その他 特記事項 | BLUE VO!CEテクノロジー(PC接続時に設定) レザー調/クロスタイプのイヤーパッド付属 DTS HEADPHONE : X 2.0対応 キャリングケース付属 |
今回販売されたロジクール Pro X ゲーミングヘッドセットですが、今までのProヘッドセットに比べかなり進化を遂げたといえます。
まず、重さ。だいぶ軽くなりましたね。ロジクールのヘッドセットは機能が複数ついていたりするので重たいんですよね。金属パーツを使っている割には頑張っている重さ設定。
そして50mmのドライバー径、50mmはだいぶ大きなドライバーです。大きければ大きいほどいいわけではないですが、50mmがゲーミングヘッドセットのスタンダード。一般的なヘッドホンは40-45mm径を使うものも多いなか、ロジクール Pro Xヘッドセットはゲーミングヘッドセット向けの規格となった印象です。
インピーダンスも低めの設定、各コンシューマー機のコントローラー出力・スマートフォン・ノートPCといった低インピーダンスの出力にも対応しています。
注目すべきは、BLUE VO!CEテクノロジーを搭載。あのBLUE Microphoneの技術を使った、いわゆる声への味付けです。BLUEのピンマイク搭載というよりは、味付け技術を使った感じですね。
開封!!
なんだか白い布で覆われているではありませんか…ロジクールのヘッドセットってこんな感じでしたか?んー久しぶりにロジクールのヘッドセットなので記憶があいまい。コンパクトに収まっていました。取り出しにくいとかも特になし。
付属ケーブルは3つ。PC用ケーブル、モバイルケーブル・スプリッタケーブル。PC用ケーブルは2mしかなく、あと1m足して3mは欲しいところです。右側にPCがあり左からケーブルを出したい場合2mだと足りませんね。
USB外付けカード(DAC)は、シンプルな設計。内部メモリも搭載しているので設定を保存して利用できます。詳細の設定を行うにはパソコンとG-HUBというソフトウェアが必要になります。
本体は、黒とグレー?と言っていいのか金属のグレーの2色。写真はレザー調のイヤーパッド。ヘッドバンドは柔らかめではありますが、側圧は強めです。レザー調→クロスに変更しても側圧はそこまで変わらず、これは慣れない人がつけると頭痛くなっちゃうやつだな…慣れてくると側圧も落ち着いてくるのでそこまで不安要素ではなくなります。もし側圧での頭痛が心配な方は、箱にヘッドセットを1-2日かけてあげると側圧が少しマシになりますのでお試しください。
Pro Xのマイク
マイク自体は短め、鼻息や破裂音の息の吹きかけは拾いにくい仕様です。そして4mm→6mmになり音がクリアになりました。ASTROやロジクール系のヘッドセットのマイクは全体的にこもって聞こえる仕様であるのですが、今回のマイクはだいぶクリアに聞こえます。ドライバーから近い割には密閉式でしっかり遮蔽されているのか音を拾いません。もちろん大音量にしていて外に音漏れするくらいであれば拾ってしまう可能性があります。風防(ウィンドスクリーン)は標準搭載。
Pro Xヘッドセット × G-HUB
ソフトウェアで詳細に設定を行うことで、本領を発揮するヘッドセットであることはもうすでに既知だとおもいます。esports系だよ!っていうメーカーの謳い文句であれば「PCで本領発揮する」と思っていいです。
パソコンにUSBで接続することでG HUBが認識し、PRO X の項目が出てきます。PRO X の項目もクリックすると詳細の設定を行うことができます。
BLUE VO!CEは、パソコンでG HUBを利用したときに利用できます。BLUE VO!CEはUSB DAC内に保存できない仕様のようなため、パソコンでの利用に限りますが自分の声に合わせてボイスイコライザーを設定できるのは良いですね。これをするためにはASTRO MIX AMP PROといったUSB外付けDAC(ハードウェア処理タイプ)を購入しない限りできなかったことをPC内のイコライザーシステムで行えるようになりました。パソコンでの利用の場合はMIX AMP PROとかは不要になりますね。
聞く方のイコライザーは、一般的なUSB DACと同様の設定を行うことができます。BLUE VO!CEとは違いDACのオンボードメモリに保存することができるので、DAC側での処理になります。パソコンでソフトウェア処理に失敗しても大丈夫な仕様になっている点はいいですが、ボイス側はソフトウェア処理になるためやや不安がの残りますね。
Discord等のボイスチャンネルとゲームのデフォルト音声を別々で音量調整したい場合は別売りのMIX AMP PROを購入し調整してもいいと思います。ただそういう機能はパソコン側でもできるので新規に15,000円ほど出す必要はないのではないでしょうか…
Pro X まとめ
Pro Xの良い点
- カッコイイ
- 正当進化したProヘッドセットシリーズ
- BLUE VO!CE
- プロプレイヤーのセッティングを提供
- イヤーパッドが2種類ついてる
- ウィンドスクリーン標準搭載の短いマイクムーブ
- マイクムーブも大型化でクリアな音声
Pro X ダメな点
- やや高額な価格設定
- パソコン用ケーブルが2mでは足りません、せめて3m
- 320gはちょっと重い
- 側圧が強め
- BLUE VO!CEはPCのみ
- マイクムーブが大きくなったため音を拾いやすく設定が必要
- レザー調は残念な感じ
総評
日本でリリースするにはLogitechというグローバルブランドではない名称で販売しないといけないため、パッケージといったものを別にしなければなりません。ややグローバル展開より遅く入ってきますが割と早くに入ってきたので驚きました。ロジクールさん日本市場に力いれてるなーという印象を受ける商品展開。かなりシェアが上がってきているのかな?ということも考えています。相当レビュアーやプロに配っているようなので力入ってますよね。
Pro X自体は、ロジクールらしいヘッドセット。低音もよく聞こえ、定位感も安定してます。全体的にシャリシャリな音ではありますが、ロジクールらしさの賜物。
今回の注目すべきBLUE VO!CEは、ソフトウェア処理のマイク向けイコライザーですのでG HUBにエラーやバグが発生すると音声トラブルになる可能性はあるものの、面白い機能を付けてきた。パソコンでゲームする人に+αをつけているのは評価すべきではないでしょうか。BLUEを子会社化した今、マイクに関しては何でもできる状態であるLogitech、今までやや弱かったマイクの分野でグッと他社との距離を縮めていくのではないでしょうか。
まぁといってもいいことだけではないですね。側圧が強めなので最初に使う時、苦手な人は入っていた箱とかで少し柔くしてあげてください。また重量320gは頑張ってる方なのですが、同時期の製品であるオーディオテクニカのATH-G1は250g、もちろんプラスチックメインか金属を使用しているかはありますが、重く感じてしまうのは致し方ないでしょう。重さは長時間使用すればした分だけ負担が増えますので、程よい休息をとりなさいというロジクールさんの温かい配慮だと思って使いましょう。
値段が値段であるため、高い買い物になってしまう点は万人受けしません。ただヘッドセットとしてある程度の製品がほしい。パソコンでゲームでボイスチャットや配信をしていてもっと声をきれいに届けたいといった願望がある方にはオススメです。18,000円ヘッドセットに出せる人ならばベストバイ!
以上Logicool PRO X ゲーミングヘッドセットのレビューでした!